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「鬼滅の刃」興行収入歴代1位に 「千と千尋の神隠し」抜いた

(2020年12月28日13:30)

「鬼滅の刃」興行収入歴代1位に 「千と千尋の神隠し」抜いた
「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」(TOHOシネマズ六本木ヒルズ)

10月19日から公開され記録的大ヒットを続けているアニメ映画「劇場版『鬼滅の刃』無限列車編」が公開73日間で興行収入324億円を超えて興行収入歴代1位の「千と千尋の神隠し」(興収316.8億円)を抜いて歴代1になったことが28日、「鬼滅の刃」の公式ツイッターなどで発表された。

公式ツイッターでは「劇場版「鬼滅の刃」無限列車編、公開73日間で観客動員 2404万9907人(興行収入 324億7889万5850円)となりました」と報告。「2020年、映画と共に、様々な形で本作に触れていただいたお一人お一人に心より御礼申し上げます。皆様のご健勝とご多幸をお祈りしております。良いお年をお迎えください」と締めくくった。

ちなみに「千と千尋―」(2001年)は約250日で300億円を突破した。当時と比較してシネコンの拡大で上映スクリーン数が大幅に増えていることや、子供から大人まで幅広い人気がある「鬼滅の刃」は異例のスピードで324億円に達した。「鬼滅の刃」は11月30日に公開45日間で興行収入が約275億1000万円に達して「タイタニック」の262億円を超え歴代2位になっていた。

劇場版は40人以上の行方不明者を出した無限列車を舞台に、炭治郎や鬼と戦う鬼殺隊の最高位「柱」の1人で、炎の呼吸を使う炎柱・煉獄(れんごく)杏寿郎たちが史上最強の敵・魘夢との激闘が繰り広げられる。

配給元の東宝の市川南常務取締役は「『鬼滅の刃』の劇場版に関しては、ぜひ次回作もやっていただきたいと思っています。ファンの皆様を代表して、映画の配給の立場から、劇場版をやっていただきたいと強くお願いしていきたい」と次回作に期待を寄せている。 ■「鬼滅の刃」

「鬼滅の刃」は、吾峠呼世晴(ことうげ・こよはる)氏による人気漫画で、「少年ジャンプ」(集英社)に2016年から2020年まで連載され、シリーズ単行本の累計発行部数は単行本23巻の発売時点で1億2000万部を超えた。大正時代が舞台で、主人公の竈門炭治郎(かまど・たんじろう)が一家を人食い鬼に殺され、唯一生き残ったが鬼に変貌した妹の禰豆子(ねずこ)を人間に戻すため、また家族を殺した鬼を討伐するために鬼と壮絶な戦いを繰り広げる。さまざまな鬼のキャラクターがユニークで戦闘シーンの迫力や、兄弟愛、復讐物語など様々なテーマが詰まった子供から大人まで楽しめるエンターテインメントとして大ヒット。劇場版は40人以上の行方不明者を出した無限列車を舞台に、炭治郎や鬼と戦う鬼殺隊の最高位「柱」の1人で、炎の呼吸を使う炎柱・煉獄(れんごく)杏寿郎たちが史上最強の敵・魘夢との激闘を繰り広げる。

■興収歴代ランキング(興行通信社調べ)

1 劇場版「鬼滅の刃」無限列車編(2020年)324.7億円
2 千と千尋の神隠し(2001年)316.8億円
3 タイタニック(1997年)262.0億円
4 アナと雪の女王 (2014年) 255.0億円 5 君の名は (2016年) 250.3億円
6 ハリー・ポッターと賢者の石 (2001年) 203.0億円
7 ハウルの動く城(2004年) 196.0億円 8 もののけ姫 (1997年) 193.0億円 9 踊る走査線 THE MOVIE2 レインボーブリッジを封鎖せよ!(2003年) 173.5 10 ハリー・ポッターと秘密の部屋(2002年) 173.0億円<br><br>

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