香川照之、TBS「THE TIME,」で生謝罪 週刊誌が性加害報道

(2022年8月26日10:00)

香川照之、TBS「THE TIME,」で生謝罪 週刊誌が性加害報道
謝罪する香川照之(26日放送のTBS系「THE TIMES,」より)

俳優の香川照之(56)が26日、金曜司会を務めるTBS系朝の情報番組「THE TIME,」(月~金曜午前5時20分)で、ニュースサイト「デイリー新潮」などで報じられた銀座のホステスに対する性加害報道について生謝罪した。

香川は「おはようございます」とあいさつしたうえで「冒頭にお時間を頂戴します。この度は一部週刊誌報道におきまして、私事でお騒がせを致しまして、皆様にご迷惑、ご心配、ご心痛をおかけし誠に申し訳ございません」と謝罪し深く頭を下げた。
そして「私自身、自らの行動をしっかりと、深く反省し、自戒の念をきっちりと持って、改めてまた日々を務めていきたいと思っています。また与えられて頂ける仕事に対しましては、しっかりと、真摯に、まじめに、一生懸命、全力で、これまで通り挑んでいきたいと思っています。そして何より、こうして一日をまた与えて頂いていること、このことへの感謝を忘れずに過ごしてまいりたいと思います」と述べた。
そして「重ねて、この度お騒がせをしておりますこと、大変に申し訳ございません」と再び頭を下げて謝罪を終え、頭を上げると、神妙な表情で深く深呼吸した。
その後、杉山真也アナウンサーが「それではニュース、スポーツ、エンタメ、気になるトピックを一気にチェックしていきましょう」と通常の番組をスタート。香川も通常通りに司会を行った。

■香川照之の性加害報道の内容とその後の経過

香川はニュースサイト「デイリー新潮」と24日発売の「週刊新潮」で、2019年7月に東京・銀座のクラブでホステスの体に触ったり、キスするなどして、被害にあったホステスは心的外傷ストレス障害(PTSD)を患ったと報じられた。同報道によると、被害女性は2020年5月、香川の行為を止められなかったとしてクラブのママに損害賠償を求めて提訴したが、昨年取り下げたという。
現在放送中のテレビ朝日系ドラマ「六本木クラス」(木曜午後9時)をはじめとして、映画、ドラマ、CMなどに数多く出演している実力派の人気俳優だけに大きな波紋が広がった。
香川の所属事務所は25日、公式サイトで「本人の至らなさで当該女性に不快の念を与えてしまったことは事実」と認めた上で「全ては本人の不徳の致すところ」などと謝罪した。香川は被害女性に謝罪して許しを得たとしている。また「訴状の内容につきましては、本人が訴訟の対象者ではないこと、すでに取り下げられていること、また、何よりお相手の方のお気持ちを尊重し、大変申し訳ございませんが、コメントは差し控えさせていただきます」としている。26日のテレビでの生謝罪でも、問題の性加害行動についての具体的な内容は語らなかった。