滝沢秀明副社長がジャニーズ事務所“電撃退社” 「ジャニーズアイランド」後任社長は井ノ原

(2022年11月1日13:20)

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ジャニーズ事務所(東京・港区)

ジャニーズ事務所の副社長・滝沢秀明氏(40)が退任し同事務所を退所したことが10月31日、明らかになった。関連会社「ジャニーズアイランド」の社長も退任し、新社長に井ノ原快彦(46)が就任した。2018年にタレントを引退後、ジャニーズJr.の育成やプロデユースに活躍しSnow Manなどをデビューさせるなど手腕を発揮していた滝沢氏の “電撃退社”に波紋が広がっている。

ジャニーズ事務所は1日、公式サイトで「この度、2019年よりジャニーズアイランド代表取締役を務めてまいりました滝沢秀明が退任し、新たに井ノ原快彦がジャニーズアイランドの代表取締役となりましたことをご報告させて頂きます」と報告した。

「9月中旬に滝沢前社長よりジャニーズアイランド代表取締役及びグループ会社役員を10月末に退任したいとの意向を受けました。滝沢前社長には、ジャニーとメリーの逝去という弊社にとってこれ以上ない大きな出来事に直面し、また、社会情勢におきましても新型コロナウイルスというパンデミックに見舞われるなど、非常に難しい状況下の中で、先頭に立ってジャニーズのエンターテイメントを守り、ジャニーズJr.育成の舵取りをして頂いた功績は大きく、今後も継続して頂きたいと慰留致しましたが、本人の固い決意を尊重し、次のステージへ進むことを取締役会にて承認致しました。後任につきまして、ジャニーズJr.の育成はジャニーズJr.経験者に担ってほしいという先代社長ジャニーの遺志に従い、井ノ原快彦に社長就任を依頼致しました」と発表した。

そのうえで「井ノ原は12歳でジャニーズ事務所に入所いたしました。Jr.の人数がまだ多くない時代にジャニーと多くの時間を過ごし、直接指導を受けております。そして、V6では年齢の異なるメンバーの調整役を26年間、務めてまいりました。グループでの活動に加えて個人としても、数多くのドラマやバラエティー、情報番組MCと多岐にわたるキャリアを積んできた井ノ原ではございますが、Jr.時代には同世代の仲間が次々とデビューしていく姿を見送る側の立場も経験いたしました。そのような辛い時期を乗り越え、V6としてデビューするに至った人間力を高く評価しております」としたうえで「プライベートではジャニーズJr.と同世代の息子を含む2人の子供の父親として、自分が育った時代とは異なる価値観を持つ子供達への理解を深め、子育てをしている様子から、必ずやJr.のメンバーの話をよく聞いて彼らの能力を伸ばしてくれるものと期待しております。そして、ジャニーのタレント育成の本質であるタレントとしてだけでなく、人間的に成長できるように井ノ原らしくJr.達を指導してくれると確信しております」と井ノ原の経歴や新社長への期待について伝えた。

「今後、井ノ原新社長はタレント活動と並行するプレイングマネージャーとなりますので、仲間の協力を受けながらジャニーズJr.の育成に力を注いでまいります。来年1月の帝劇「JOHNNYS’ World 〜Next Stage〜」については井ノ原新社長と共に東山紀之と堂本光一がミュージカルにおける演出をサポートする体制を開始致します。今後、得意分野を持つ所属タレントが井ノ原新社長と共にJr.の育成に関わってまいります。これからも役員・社員一同、新体制のもと一層の社業の発展に努力、精進してまいります。今後とも何卒倍旧のご支援ご鞭撻を賜りますようお願い申し上げます」としている。

■滝沢氏の芸能活動と裏方転身

滝沢氏は1995年にジャニーズ事務所に入所。ジャニーズJr.のリーダーになり、2002年に今井翼(41)とのデュオ「タッキー&翼」を結成して人気を呼んだが2018年9月に解散。俳優としてもNHK大河ドラマ「義経」に主演するなどドラマなどで活躍していたが、同年でタレントを引退し裏方に転身した。
2019年1月にジャニーズJr.の発掘や育成などを手掛ける関連会社「ジャニーズアイランド」の社長に就任。19年9月にジャニーズ事務所の副社長に就任し、20年にはSnow ManとSixTONESをデビューさせて本格的なダンスと歌で一躍人気グループに押し上げるなど手腕を発揮していた。
藤島ジュリー景子社長から慰留されたが意志は固かったという。2019年7月に死去したジャニー喜多川氏の信頼が厚く遺志を継ぐ存在ともいわれていただけに、40歳の若さでの突然の副社長、社長退任とジャニーズ事務所退所は、18年のタレント引退.裏方専念発表のときと同様に大きなニュースとなり、驚く関係者も少なくないようだ。ジャニーズ事務所を退所したした滝沢氏の「次のステージ」をめぐっては、今後も裏方としてプロデユースやコンテンツ制作などを続けていくとも報じられている。