市川猿之助被告が保釈 無言で一礼 事務所がコメント

(2023年7月31日21:30)

市川猿之助被告が保釈 無言で一礼 事務所がコメント
市川猿之助(公式サイトから)

両親への自殺ほう助の罪で起訴された歌舞伎俳優の市川猿之助(本名・喜熨斗孝彦)被告(47)が31日午後8時30分前、勾留先の警視庁原宿署から保釈された。保釈金は500万円だった。

東京地裁は同日、猿之助被告の保釈を認め、検察側がこれを不服として準抗告していたが、地裁は退け保釈が決定した。

約1か月ぶりに保釈された猿之助被告は原宿署の前に詰めかけた報道陣に向かって深く頭を下げ、さらには原宿署の出口にむかって一礼して、待機していた迎えの車に乗り込んで原宿署を後にした。コメントはなかった。

猿之助被告は5月17日東京・目黒区の自宅で5月17日から18日午前に、父親で歌舞伎俳優の市川段四郎(本名・喜熨斗弘之=当時76)さんと母親の喜熨斗延子さん(当時75)に睡眠薬を服用させるなどして、自殺を手助けした罪に問われた。
猿之助容疑者は6月27日、母親の自殺ほう助容疑で逮捕され、18日には父親の自殺ほう助容疑で再逮捕されていた。

猿之助被告は5月18日に、東京・目黒区の自宅の半地下の自室で意識朦朧とした状態で発見され、自宅2階にいた父親の市川段四郎さんと母親の喜熨斗延子さんは死亡し、司法解剖の結果、死因は向精神薬中毒の疑いと発表された。

5月18日に猿之助容疑者のパワハラやセクハラ疑惑を週刊誌が報じており、猿之助容疑者は「私の関する記事が週刊誌に掲載されることを両親に話したところ、家族3人で次の世界へ行こうとなった」、「両親が自殺する手助けをしたのは間違いない。私も両親の後を追って自殺するつもりだった」と供述し、一家心中を図ったとみられていた。

■所属事務所がコメント

猿之助被告の保釈を受けて所属事務所がコメントを発表した。以下全文。

「本日7月31日、市川猿之助が保釈されましたことをご報告申し上げます。応援してくださる皆様、関係者の皆様に多大なるご迷惑、ご心配をおかけしておりますこと改めて深くお詫び申し上げます。
 今後も公判の推移を見守っていく所存ですが、司法による最終的な判断がなされるまでは弊社としての見解を申し上げることは差し控えさせていただければと存じます。
 尚、今後本人の状況やコメント等に関してのご質問は、公判を控えておりますため回答を差し控えさせていただきます。また、この件に関する弊社所属俳優のコメントも差し控えさせていただきます。 ご理解賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。」

  • 今週のイベント

    7月31日(月) 京王線電車内で乗客を刺し、車内に放火した罪などに問われた男の判決(東京地裁立川支部) サッカー・女子W杯 日本×スペイン(ニュージーランド)
    8月1日(火) サッカー・親善試合 パリ・サンジェルマン×インテル・ミラノ(国立) 野球・全国高校女子選手権(甲子園)
    8月2日(水) 青森ねぶた祭開幕(~7日、青森市)
    8月3日(木)  ⛳男子ゴルフ・横浜ミナト選手権(~6日、横浜CC)
    8月4日(金) ⛳女子ゴルフ・北海道meijiカップ(~6日,札幌国際CC島松)
    8月5日(土) ラグビー・テストマッチ 日本×フィジー(秩父宮)
    8月6日(日) 全国高校野球選手権大会(~22日、甲子園)
    【※海外のイベントは現地時間】