山口かおるが歌手デビュー30周年記念コンサート
新曲「ふた情け」発表

(2023年9月3日10:00)

山口かおるが歌手デビュー30周年記念コンサート 新曲「ふた情け」発表
「30(周年)」のポーズを決める山口かおる(2日、東京・葛飾区のかめありリリオホールで)

山口かおるが2日、東京・葛飾区のかめありリリオホールで歌手デビュー30周年記念コンサートを行い、数々の自身のヒット曲を熱唱し、新曲「ふた情け」を発表した。

コンサートでは、1993年に本名・青木香織で日本コロムビアから歌手デビューした時のデビュー曲「速達」や「夢子の酒場」など青木香織時代のシングルをメドレーで熱唱。
そして、2004年に日本クラウンに移籍にあたり、長嶋茂雄氏の命名で山口かおるに改名してからの「月の砂時計」、「夢のまた夢」、「献身」、「愛の岸辺」などをメドレーで披露して詰めかけたファンらを魅了した。

山口は歌手デビュー30周年を迎えた心境について「『速達』という曲でデビューして、赤坂警察の一日署長をしたり青山通りをオープンカーでパレードしたり華々しくデビューさせてもらって、それから30年ずーっと走ってきて。振り返ってみると、もう30年たったのというのが正直な気持ち」といい、「今こうして歌わせてもらってるのは応援していただいてる皆さんのおかげ」とファンに感謝し「これからもずーと長く歌って40周年、50周年を迎えられるよう頑張ります」と抱負を語った。

新曲「ふた情け」㊨と「山口かおる デビュー30周年記念ベストアルバム~ジュエル~」

そして8月30日に発売された新曲「ふた情け」(作詩:荒木とよひさ / 作曲:浜 圭介 / 編曲:西村真吾)と「三行半のブルース」(作詩:朝比奈京仔 / 作曲:浜 圭介 / 編曲:西村真吾)をライブ初披露した。
山口は「ふた情け」について「最初曲をいただいたときはすごくきれいで素敵なメロディーの曲で、テレサ・テンさん(の曲)のようなイメージがわいた」といい、タイトルの「ふた情け」のについて「好きと嫌いのふたつの気持ちがあることを表現している」と明かした。
山口の30年の軌跡を凝縮した「山口かおる デビュー30周年記念ベストアルバム~ジュエル~」も同時発売された。
このコーナーでは俳優の伊吹吾郎や「三行半のブルース」の作詞を担当した朝比奈京仔氏、日本クラウンの栗田尚浩プロデューサーが登壇して30周年を祝福した。

山口かおるが歌手デビュー30周年記念コンサート 新曲「ふた情け」発表
左から、かんらんちゃん、山口かおる、桐谷広人氏(2日、東京・葛飾区のかめありリリオホールで)

さらに、かんらんちゃんが登場し、ご当地ソング「葛飾細田かんらん音頭」を披露した。山口の出身地である葛飾区細田で、西洋から来たキャベツを和名で「かんらん」と呼び、親子3代にわたり品種改良を重ねて今のキャベツになったという。細田地域ではかんらんで街を元気にしようと、かんらん音頭を作ることになり、山口が一役かい、香音鈴(カオリン)のペンネームで作曲して歌う同曲が完成した。
和太鼓や和踊りの皆さんも登壇。さらには、「山口がNHK紅白歌合戦に出場するまで応援を励ますなど華やかに30周年を祝った。
またコンサートの第一部ではは大森あきら、つかさ学、大海一也、真琴など多数の歌手が友情出演するなど、盛大に30周年記念コンサートが行われた。