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ジャングルポケット斉藤慎二メンバー、性的暴行の疑いで書類送検 吉本興業が契約解除
(2024年10月7日16:30)

お笑いトリオ「ジャングルポケット」の斉藤慎二メンバー(41)が、20代女性に対して性的暴行をしたとして警視庁に書類送検されたことが7日、分かった。所属の吉本興業は同日、斉藤とのマネジメント契約を解除することを発表するなど波紋が広がっている。
報道によると、斉藤は今年7月、仕事中に新宿区に停車中のロケバスの中で20代の女性に性的暴行を行った疑い。当時斉藤と女性は車内で二人きりだったという。女性が被害を警視庁に相談していたことで事件が明らかになった。女性は「許すことは絶対できません」と話しているという。
斉藤は調べに対して容疑を認め、「軽率な行為で相手や家族に迷惑をかけたことを反省している」と話しているという。
所属の吉本興業は9月20日、「弊社所属ジャングルポケット斉藤慎二につきましては、先月、入院するなど体調不良が続いておりましたが、このたび、本人より、当面の活動を休止したい旨の申し入れがありましたのでご報告いたします。関係各所の皆様、ファンの皆様には大変ご迷惑、ご心配をおかけしますが、ご理解賜りますようお願い申し上げます」と発表していた。
■吉本興業が契約解除発表
吉本興業は7日、書類送検されたことを受けて、斉藤との契約を解除することを発表した。
公式サイトで、「弊社所属 ジャングルポケット 斉藤慎二につきまして、本日、弊社とのマネジメント契約を解除いたしましたので、ご報告いたします」と発表。
そして「本日、斉藤が書類送検された旨の報を受け、まずもって、被害に遭われた方をはじめとする関係者の皆様に対して深くお詫び申し上げます」と被害者に謝罪した。
「弊社は、これまで、斉藤に対する重大な契約違反の疑いについて、弁護士の助言等を受けつつ、当事者の名誉・プライバシー・健康状態等に配慮し、関係者等と協議しながら慎重に事実確認を含めた対応を行ってきたところですが、本日、斉藤とも協議の上、マネジメント契約を解除いたしました」と契約解除に至った経緯について報告した。
「弊社といたしましては、所属タレントに対し、研修等を通じて、吉本興業グループ行動憲章の遵守や時代に寄り添う意識の重要性を説いていた最中にこのような事態に至ったことは誠に遺憾であり、弊社としても大変重く受け止めております。何より被害に遭われた方をはじめとする関係者の皆様に対して深くお詫び申し上げます。
今般の事態を受け、全社員及び全タレントに対し、改めて行動憲章の遵守を徹底するとともに、芸能活動が多くの方々に支えられていることを再認識し、社会人としての自覚をもって真摯に取り組むよう求めてまいります」と伝え、「斉藤の活動休止等により多大なるご迷惑をおかけいたしました関係者の皆様、そして、斉藤を応援していただいていたファンの皆様に対しまして、重ねてお詫び申し上げます」としている。
斉藤慎二は、1982年10月26日生まれ。千葉県出身。2006年、おたけ、太田博久とお笑いトリオ「ジャングルポケット」を結成。「キングオブコント」で2015年から3年連続で決勝に進出するなど活躍。バラエティ番組などにも出演していた。2017年12月、タレントの瀬戸サオリとの結婚を発表。19年、第1子男児誕生。
■斉藤の妻が、謝罪と釈明「一部事実と違う報道がされております」
斉藤の妻でタレントの瀬戸サオリ(36)は7日、自身のインスタグラムで、「この度の報道に関しまして」と題して「関係者の皆様にはご心配とご迷惑をおかけして申し訳ございません」と謝罪した。そのうえで、「この件で性的暴行と報道されておりますが 一部事実と違う報道がされております」と主張。「不同意ということでお相手の方が被害届を出しているとお聞きしておりました。事実関係としましては、相手の方からも行為がありSNSをフォローしたり 連絡先を交換していたことは事実で こちらとしましては ロケバスの中のドライブレコーダー及びカメラの解析を 警察の方に求めていました。 一方的な行為ではなかったことを伝えている状況でした。私が弁護士の方から聞いている内容はこれが全てです」と説明した。
そして「家族がいるにも関わらず このような事が起きたことは 擁護する余地もございませんが 私にも守るべき子供がいますので お伝えさせていただきました。重ねて大変お騒がせをし ご迷惑をお掛けしました事を深くお詫び申し上げます」としている。
今後の焦点は、警視庁の書類送検を受けて東京地検が斉藤を起訴して裁判になるか、それとも証拠不十分で不起訴、処分保留などとするのかが注目される。
「妻が疑問を呈した『不同意』を巡る判断がポイントになることが予想されるが、被害者の女性が、詳細に被害を話し、絶対許せないといっているとなると、示談は難しい。仮に示談がないと、起訴される可能性は高くなる。不同意わいせつ罪なら6か月以上10年以下の懲役だが、不同意性交罪なら5年以上の懲役で、初犯でも実刑になる可能性が高い」(法曹関係者)という。今後の東京地検の判断が注目される。