松本人志VS週刊文春裁判が再開 次回は11月11日に決定 和解の話し合いが難航か

(2024年10月9日12:15)

松本人志VS週刊文春裁判が再開 次回は11月11日に決定 和解の話し合いが難航か
松本人志(公式サイトから)

お笑いコンビ・ダウンタウンの松本人志(61)が、自身の性加害疑惑を報じた週刊文春の記事をめぐり発行元の文芸春秋社などを相手取って5億5000万円の損害賠償などを請求した民事訴訟で、延期されていた第2回目の弁論準備手続きが11月11日、東京地裁で非公開により行われることが明らかになった。

2回目の弁論準備手続きは8月14日に開催される予定だったが、前日になって突然延期されれていた。理由は明らかにされていなかった。
8月に予定されていた弁論準備手続きでは文春側が、すでに20の証拠を提出していたといわれ、裁判再開で、この文春側が提出した証拠などをめぐって、審理が行われるとみられる。

同裁判は、3月28日に第1回口頭弁論が行われた。松本側は「客観的証拠がないのに一方的な(A子さんらの)供述を取り上げた」「筆舌に尽くしがたい精神的損害を受けた」などと主張して5億5000万円の損害賠償などを求めている。一方、文春側は「芸能界のトップに君臨する原告が複数の女性に対し、同意を得ることなく性的行為に及んだ事実を報じた」「記事は公益を図る目的に出たものと認められるべき」などとして松本側の請求の棄却を求めて全面的に争う姿勢を見せている。

いったん延期になり約3か月間の空白があって、2回目の期日が決定するという異例の展開になっているが、なぜ延期になったのかの理由は明らかにされておらず、「和解か」など様々な観測報道がこの間あった。

「松本側の弁護士がA子さんに接触しようとしていたという報道もあった。あくまで推測だが、これを受けて裁判所側が、和解の話し合いを持ち掛けた可能性も考えられる」(法曹関係者)
一部の報道では、文春側は、女性への謝罪とその公表を求めていたという。「それが事実なら従来の主張とは矛盾しない理に適った要求と思うが、弁論準備手続きが再開されたということは、和解の話し合いがうまくいっていない可能性も考えられる」(同法曹関係者)
果たして真相はどうなのか。いずれにしても裁判が再開されたことで、双方が主張を尽くし、裁判所がどう判断するのかが注目される。