-
芸能NewsEye
中居正広の女性トラブル 米投資ファンドがフジに第三者委設置要求「大株主として、憤りを禁じ得ない事態」
(2025年1月16日11:15)

中居正広(52)の女性トラブル問題で、米投資ファンドのダルトン・インベストメントとその関連会社が14日、フジテレビを傘下に置くフジ・メディア・ホールディングスの取締役会に対して、第三者委員会を設置して調査し信頼回復を求める書簡を送付していたことを発表した。「大株主として、憤りを禁じ得ない事態」などとしている。
フジ・メディア・ホールディングスの株の7%以上を保有し、「物言う株主」として知られるダルトン・インベストメントは、同社の公式サイトに文書を発表し、「中居正広氏を巡る騒動に関連する最近の貴社の一連の出来事は、単なる芸能界の問題にとどまらず、特に、貴社のコーポレートガバナンスに深刻な欠陥があることを露呈しているものと考えます。報道姿勢における一貫性の欠如、そして重要なのは透明性の欠如であり、その後の対応における許容しがたい欠点は、視聴者からの信頼を大きく損なうだけでなく、株主価値の毀損に直結する重大な問題です」と指摘した。
そして、「本件は、視聴者の信頼を揺るがすだけでなく、貴社の報道姿勢や危機管理能力に対する信頼を損ねる可能性があり、必然的に企業の根本的な誠実さを疑うことにつながります。私たちは貴社のオーナーであり、貴社株式の7%以上を所有する大株主として、憤りを禁じ得ない事態です」と強い口調で訴えた。
その上で、「事実関係の徹底的な解明と、今後の改善策の提示を目的として、外部の専門家による第三者委員会を速やかに設置することを強く要請いたします」と第三者委員会の設置を要求。その理由として、以下の4点を挙げた。
「1.公正性と透明性の確保 内部調査のみでは、関係者間での利害関係が完全に排除されることは難しく、視聴者やスポンサーからの信頼を得ることが困難です。適切に構成された第三者委員会は、独立した立場からの調査を可能にし、透明性を確保する手段となります。」
「2. 責任の明確化 実際に何が起きたのか、そして発覚した事実への対処を明確にすることで、すべての取締役が責任を負い、社会的信頼の回復に向けた適切な行動をとることが可能となります。」
「3. 再発防止策の策定 現在のコーポレート・ガバナンス体制の構造的な弱点を明らかにすることは、再発防止に向けた具体的かつ実効性のある対策の策定を容易にするものと考えます。」
「 4. 透明性と信頼の向上 調査結果や対応策については、貴社に対する信頼を回復するために、株主および社会に対して公開し、丁寧に説明されなければならないと考えます。」
「以上の観点から、貴社が迅速に第三者委員会を設置し、事実関係の解明および改善策の提示を行うことを、株主および視聴者の一人として切に願っております。これまでの対応を見直し、信頼回復に向けた行動を取る絶好の機会です」としている。
■中居正広の「女性とのトラブル」の経緯
中居の女性とトラブルは昨年12月19日、「NEWS ポストセブン」が、2023年に中井と女性が2人で食事をした際にトラブルになり、中居が9000万円を支払って解決したと報じて発覚。同26日「文春オンライン」が、フジテレビ社員を交えた会食の予定だったが、直前になってほかのメンバーがドタキャンして、中居と女性の2人きりになり性的トラブルが起きたと報じた。女性の「今でも許せない」という強い憤りのコメントも報じられた。
「週刊文春」の前出の報道を受けて、フジテレビは昨年12月27日、公式サイトで、「この度一部週刊誌等の記事において、弊社社員に関する報道がありました。内容については事実でないことが含まれており、記事中にある食事会に関しても、当該社員は会の設定を含め一切関与しておりません」と”疑惑”を否定。「出演者などステークホルダーとの関係のあり方については改めて誠実に向き合い、弊社のコンプライアンスガイドラインの順守により一層努めてまいります」としたうえで、「誹謗中傷や名誉棄損に繋がる内容は看過できかねますのでお控えください」と警告した。
1月15日には、昨年から外部の弁護士を入れて事実確認の調査をしており、「今後の結果を踏まえて適切に対応していく」としているという。
中居は1月9日に、自身の個人事務所の公式サイトにコメントを発表し「トラブルがあったことは事実です。そして、双方の代理人を通じて示談が成立し、解決していることも事実です。 解決に至っては、相手さまのご提案に対して真摯に向き合い、対応してきたつもりです」と、トラブルがあったことを認めた上で、女性とは示談が成立していることを明かした。
そして「このトラブルにおいて、一部報道にあるような手を上げる等の暴力は一切ございません。 なお、示談が成立したことにより、今後の芸能活動についても支障なく続けられることになりました」と芸能活動を続行する意向を示唆した。また「このトラブルについては、当事者以外の者の関与といった事実はございません」とフジテレビ社員の関与疑惑を否定した。
そうしたなか、1月7日の「文春オンライン」と同8日発売の「週刊文春」は、第2弾として、女性が中居とのトラブルの直後、フジの幹部らに被害状況とプロデュ―サーの関与を詳細に報告したが握り潰されたなどと詳細に報じた。幹部の一人は有名女子アナだという。
さらに15日の「文春オンライン」と16日発売の「週刊文春」は、新たな被害者(フジ女性アナ)の告白を報じた。約3年前にフジテレビの幹部Aさんの依頼で中居との会食に参加したときの"献上被害”証言を詳細に報じている。
■日本テレビ「仰天ニュース」中居の降板を発表
日本テレビは15日、中居がMCを務めていた「ザ!世界仰天ニュース」(火曜午後9時)について、中居の降板を公式サイトで発表した。「中居正広さんサイドと対話を続けてまいりましたが、さまざまなニュースを扱う番組の司会という役割などを鑑み、総合的に判断して、『ザ!世界仰天ニュース』を降板していただく事にしました」としている。中井のレギュラー番組について各局は休止などの対応を取っているが、降板となったのは初めて。