ジョニー・デップが英大衆紙を名誉棄損で提訴 前妻アンバー・ハードへのDVは虚偽と主張

(2019年1月23日)

  • ジョニー・デップ
  • アンバー・ハード

  • デップとハード(Instagramから)

ジョニー・デップ(55)が英大衆紙を相手取った名誉棄損の裁判で、前妻の女優アンバー・ハード(32)に対するDVは虚偽と主張したことが分かった。 米芸能サイト「TMZ」によると、デップはハードとの離婚騒動をめぐって「ワイフビーター(妻に暴力をふるう人)」などと彼女に対するDVを報じた英大衆紙「ザ・サン」を名誉棄損などで提訴していたが、その裁判の中で、新たな証拠を提出して、ハードが主張していたDVは虚偽だと主張したという。

デップとハードは2015年に結婚したが2016年5月にハードが裁判所に離婚を申請。DV被害を訴えあざができた顔写真を証拠として提出した。その写真が米芸能サイトなどに報じられスキャンダルになったのは記憶に新しい。デップはDVを否定していたが同年8月にデップが和解金約7億円を彼女に支払うことで和解して離婚した。

当時「ザ・サン」はハードの主張に基づいて「ワイフビーター」などとセンセーショナルに報じたが、デップは事実無根として同紙をロンドンの裁判所に提訴。裁判でデップの代理人の弁護士は、ハードの顔の傷は6日後までは誰も見ていなかったとして、顔の傷はハードの自作自演だと主張。またDVがあったとされた日から4日間のマンションの監視カメラに映ったハード顔には傷がなかったとして、監視カメラの映像を証拠として提出したという。

さらに、ハードはデップがグラスを家具に投げつけて粉々にしたと主張していたことに、「そのとき部屋には粉々になったグラスは見なかった」とする関係者の証言を新たな証拠として提出して反論した。 はたしてデップ側が提出した新証拠に対して「ザ・サン」はどう反論するのか。裁判の成り行きが注目される。