ブラッド・ピット(55)と事実上離婚したアンジェリーナ・ジョリー(43)が1億1600万ドル(約130億円)の財産を長男のマドックス(17)に相続させることを決めたという。ブラピとの離婚騒動以来アンジーを支え続けたマドックスは一家の主になりアンジーとの絆を深めているという。
米芸能サイト「レーダーオンライン」によると、離婚が正式に成立する前にオフィシャルに独身に戻ったアンジーは、一貫してアンジーの味方になり支えてきたマドックスに対する信頼を深めており、全財産をマドックスに託す考えだという。アンジーとブラピの間にはマドックスのほかにパックス(14)、ザハラ(13)、シャイロ(12)、双子のヴィヴィエンヌ(10)とノックス(10)の6人の子供がいるが、マドックスはその中でも特別な存在だという。マドックスはアンジーを助け、ほかの子供たちの面倒を見て一家の主人のような存在だという。
アンジーは2001年にUNHCR(国連難民高等弁務官事務所)の親善大使に任命されて難民救済や慈善活動を行うようになり、同年カンボジアを訪れて生後7か月のカンボジアの孤児マドックスを養子に迎えた。アンジーは「カンボジアがなかったら私は母親になっていなかったでしょう。私の心はいつもカンボジアととともにあります。そしてカンボジアの一部、マドックスはいつも私と一緒にいます」とカンボジアとマドックスへの特別な思いを語っている。
当時は俳優のビリー・ボブ・ソーントン(63)と結婚していたが、離婚した後もマドックスを育てた。そしてブラピと交際するようになり養子のパックス、ザハラと実子のシャイロ、ヴィヴィエンヌ、ノックスと6人の大家族になる。2014年にブラピと結婚したが2016年9月、アンジーが離婚を申請した。きっかけは一家でロンドンから帰国するプライベートジェット機の機内でブラピが泥酔してマドックスに暴言を吐いて暴行したということだった。子供の親権などをめぐって離婚協議は泥沼化したが、マドックスはずっとアンジーの味方だったという。
アンジーは一時拒食症になり激やせしたり、2015年に乳がん予防のための乳房切除・再建手術を受けるなど健康の問題を抱えていた。そんなアンジーにとってマドックスは最愛の息子で「ゴールデン・ボーイ」なのだという。