ニコール・キッドマン、元夫トム・クルーズとの結婚生活の質問を「性差別的」と一蹴

(2021年12月31日13:15)

ニコール・キッドマン、元夫トム・クルーズとの結婚生活の質問を「性差別的」と一蹴
トム・クルーズ㊧とニコール・キッドマン(インスタグラムから)

ニコール・キッドマン(54)が英紙のインタビューで、最新作「愛すべき夫妻の秘密」で演じたルシル・ボールとデシ・アルナズの関係を元夫トム・クルーズ(59)とのかつての結婚生活と比較する質問をされて「性差別的」として記者を非難したという。キッドマンはクルーズと1990年に結婚して2001年に離婚。2006年に現在の夫のシンガーソングライター、キース・アーバン(54)と再婚して13歳の娘サンデーと11歳の娘フェイスをもうけている。

キッドマンは英紙ガーディアンとのインタビューで、1950年代に米国で人気を呼んだドラマ「アイ・ラブ・ルーシー」で主人公のリカード夫妻を演じた女優ルシル・ボールと俳優デジ・アーナズの関係を描いた最新作「愛すべき夫妻の秘密」(公開中)について語った。キッドマンはルシル・ボールを本人にそっくりなメイクで演じて話題を呼び、第79回ゴールデン・グローブ賞の主演女優賞(ドラマ部門)にノミネートされた。アーナズを演じたハビエル・バルデムも同主演男優賞にノミネートされている。

ボールとアーナズは、新たな妊娠、共産主義への非難、不倫疑惑といった問題を抱え、1960年に20年の結婚生活にピリオドを打って離婚した。キッドマンは「この作品は、創造的でロマンチックな関係がうまくいかないことを描いたものです。でも、そこから並外れたものが生まれる。それが好きです。ハッピーエンドでないところが好きなんです」と語った。

「この映画は、非凡な関係を発展させ、その名残を永遠に残すことができることを描いています。そう、実にゴージャスです。人を自分の思い通りに動かすことはできないし、一生を共にする相手ではない人と恋に落ちることもある。そして、それはすべて非常に親近感のわくものだと思います。彼らとの間に子供がいてもいい。そうでない人もいるかもしれないけど、彼らはとても愛し合っていたんです」とキッドマン。

記者はその話を聞いて90年代に11年間結婚生活を送ったトム・クルーズのことを指しているのではないかと思ったようだ。1990年に結婚して2001年に離婚した2人は娘のイザベラ(29)と息子のコナー(26)の2人の養子を共有している。

そこで記者は「これはトム・クルーズについて話そうとしているんですか?」と質問したという。ところがキッドマンは「オー・マイ・ゴッド、ノー、ノー、絶対に違う」とキッパリ否定し「正直言って、もうずいぶん前のことだから、質問することじゃないわ。だからダメなの」と語り怒っていたという。そして「そんな風に決めつけないでほしい。私にはほとんど性差別のように感じられるのです。なぜなら誰も男性にそんな質問をしないでしょう」などと語ったという。どうやら記者の質問は的を得ていなかったようだ!?