キアヌ・リーブス、「マトリックス」のギャラの70%(36億円)を白血病の研究に寄付 妹が白血病と10年間闘病

(2022年1月4日12:30)

キアヌ・リーブス、「マトリックス」のギャラの70%(36億円)を白血病の研究に寄付 妹が白血病と10年間闘病
キアヌ・リーブス(インスタグラムから)

「マトリックス レザレクションズ」が大ヒット公開中のキアヌ・リーヴス(57)が「マトリックス」(1999年)の出演で得た収益の70%を白血病の研究に寄付していたと米メディアが報じた。その金額は3150万ドル(36億3500万円)に上るという。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、キアヌは、「マトリックス」で前金として1000万ドル(約11億5000万円)を受け取り、映画が興行的に大ヒットしたことでさらに3500万ドル(約40億3900万円)を受け取ったといわれる。

リーブスはその70%、なんと3150万ドル(約36億3500万円)を白血病の研究に寄付したと米サイト「ラッド・バイブル」が報じている。寄付をした当時、妹のキム・リーブスが白血病と闘っていたためだという。キムは1991年に白血病と診断され、2001年にようやく寛解するまでの10年間、治療を繰り返した。キアヌはキムが寛解になった後も白血病の研究に資金を提供し続け、自身のがん基金を創設した。

リーブスは2019年、「私は5、6年前から個人的に財団を運営しており、いくつかの小児病院やがん研究の支援をしています。自分の名前を出すのは好きじゃなくて、財団に任せているんだ」と「Ladies Home Journal」誌に語っていた。

さらに昨年には自分との15分間のズームデートをオークションに出品し、その収益をアイダホ州の小児がん患者のためのサマープログラム、キャンプ・レインボーゴールドに寄付した。落札者は、リーブスとの短いデートのために1万9000ドル(約2200万円)以上を支払ったとされる。リーブスはアーティストのアレクサンドラ・グラントと数年前から交際している。また、女優のウィノナ・ライダーとは、1990年代初頭に「ドラキュラ」で共演して以来友情で結ばれているという。

リーブスは1作目「マトリックス」の撮影中、12人のスタントマンにハーレーダビッドソンのバイクをプレゼントし、映画での働きに感謝した。「私はただこの映画を作るのを手伝ってくれた人たちに、もっと大きな感謝の気持ちを伝えたかったんです」と語っていた。 また、「マトリックス」の続編の契約では、衣装や特殊効果のスタッフにもっとお金を使えるように、自身のギャラを大幅に減額したという。
前出の米サイト「ラッド・バイブル」は「キアヌ・リーブスは長い間、ハリウッドで最も素敵な男のひとりとみなされてきたが、この天使のような人物像には、私たちが知っている以上のものがある」と指摘した。