ショーン・ペン、キエフを脱出して徒歩でポーランドの国境へ ツイッターで報告

(2022年3月2日21:15)

ショーン・ペン、キエフを脱出して徒歩でポーランドの国境へ ツイッターで報告
ショーン・ペン(インスタグラムから)

ドキュメンタリーを製作するためにロシアの侵攻が続くウクライナの首都キエフに滞在していた米俳優ショーン・ペン(61)が1日(現地時間)、自身のツイッターでキエフを脱出して徒歩で隣国のポーランドの国境に向かったことを報告した。




ペンは、バックパックを背負いキャリーケースを引きながらポーランドの国境に向かう長い車の列が続く道を歩く写真をツイッターに投稿し「私と2人の同僚は、車を道端に捨ててポーランドの国境まで何キロも歩いた。この写真に写っている車は、ほとんど女性と子供しか乗っておらず、荷物の気配もなく、車が唯一の価値ある持ち物だ」とつづった。
ペンは先月24日(現地時間)、ロシアのウクライナ侵攻が始まったときに現地の政府の記者会見に出席。ゼレンスキー大統領とも会いその様子を撮影した動画を大統領が自身のインスタグラム・ストーリーズに投稿していた。

2月28日(現地時間)には、ツイッターで「ウクライナに関心を持ちながらも、最近の歴史や人々についてあまり知らない人は、ぜひドキュメンタリー映画『ウィンター・オン・ファイヤー』を見てください」とコメントしていた。同作は2013年から2014年にかけてウクライナで起こった公民権運動を記録した2015年のウクライナ製作のドキュメント映画。

2月27日にはツイッターで「すでに多くの命が奪われ人々は心を傷つけられたことは残酷な過ちであり、もし彼が譲らないなら、プーチン氏は全人類にとって最も恐ろしい過ちを犯したことになる」とプーチン大統領を強く非難し「ゼレンスキー大統領とウクライナ国民は、勇気と原則の歴史的なシンボルとして立ち上がった。ウクライナは、民主主義の夢のための槍の先鋒である。もし単独で戦うことを許せば、アメリカとしてのわれわれの魂は失われる」と訴えていた。