「ブラックパンサー」のスター、テノッチ・ウエルタが性的暴行疑惑を否定

(2023年6月13日12:30)

「ブラックパンサー」のスター、テノッチ・ウエルタが性的暴行疑惑を否定
テノッチ・ウエルタ(Instagram/@tenochhuerta)

「ブラックパンサー:ワカンダ・フォーエバー」のナモール役で知られるメキシコ出身の俳優テノッチ・ウエルタ(42)が、ミュージシャンのマリア・エレナ・リオスから性的暴行で告発されたことに対して、疑惑を否定して「同意の上だった」と主張した。

米「TMZ」によると、ウエルタは10日(現地時間)にリオスに性的暴行被害を告発されたが、12日(同)に沈黙を破った。"性的捕食者 "といわれたテノッチは、リオスの告発は「虚偽で全く根拠がない」と疑惑を否定した。

テノッチはSNSで声明を発表して、リオスの申し立てを「これ以上放置することはできない」と述べ、2人は約1年前に数か月間デートし、関係は「常に完全に同意の上だった」と主張した。

テノッチは、リオスと交際ていた時、「愛情深く、温かく、互いに支え合う関係」だったという。だが、別れた時、彼女は「私的にも共通の友人たちのグループの前でも、私たちのやり取りをごまかし始めた」と主張している。

リオスは1920年生まれでドミニカ共和国出身のサックス奏者。女性への暴力に抗議する活動をしているという。2019年、実業家の男性との関係を解消しようとして殺すと脅され、その男性の息子に薬物を顔にかけられて火傷したが一命をとりとめた殺人未遂事件のサバイバーとして知られるという。

テノッチは、自分の評判を守るために弁護団と協力しているといい、「私は決して完璧ではありませんが、このような疑惑が真実でないことは分かっています。私は常に自分自身を向上させるために努力しますが、私は虚偽と不快の両方の主張に異議を唱える必要があります」と述べた。そして「私は家族や私を支えてくれた人々に深く感謝しています。事実と異なる不当な結論を急ぐ前に、事実を見て考えを変えようとしている皆さんに大いに感謝しています」と述べた。

両者の主張は対立しており、裁判などに発展する可能性はあるのか、今後の動向が注目される。