ロバート・デ・ニーロの孫レアンドロさん 死因はフェンタニルの過剰摂取か 母親が明かす

(2023年7月6日11:30)

ロバート・デ・ニーロの孫レアンドロさん 死因はフェンタニルの過剰摂取か 母親が明かす
レアンドロ・デ・ニーロ・ロドリゲスさん(Instagram/@drenadeniro)

19歳の若さで急死したロバート・デ・ニーロ(79)の孫で俳優のレアンドロ・デ・ニーロ・ロドリゲスさんは、強力な麻薬系の鎮痛剤フェンタニルが混入した錠剤を服用して死亡したと母親が明らかにした。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、2日(現地時間)、ニューヨークのローワーマンハッタンのアパートで、ロドリゲスさんが死亡しているのが発見され、近くに白い粉末状の物質と麻薬の道具があったことから、警察関係者は薬物の過剰摂取の可能性があると語っていた。

毒物検査の結果はまだ出ていないが、悲しみに打ちひしがれているデ・ニーロの娘でロドリゲスさんの母親の女優ドレーナ・デ・ニーロ(51)は4日、インスタグラムで「誰かが息子にフェンタニル入りの錠剤を売ったのです。混入されていることを知りながら、それでも息子に売ったのです」と明かした。
「この薬を売買している人たちのために、私の息子は永遠にいなくなってしまった」と彼女は非難した。

ロバート・デ・ニーロ、孫の俳優レアンドロさん19歳で死去 薬物の過剰摂取の可能性
レアンドロさん㊨と母親のドレーナ(Instagram/@drenadeniro)

ニューヨーク市警のジェームス・エッシグ刑事部長は先月、フェンタニルは現在ニューヨークで密売されている麻薬の「おそらく98%に混入している」と記者団に語ったという。「フェンタニルは今やあらゆるものに含まれている。それが過剰摂取(による死亡)が多い理由です」という。

フェンタニルは鎮痛剤として医療の麻酔などに使用される強力な合成オピオイド。米国ではヘロイン、コカインなどと混合されて娯楽用麻薬として違法に使用されているという。

レアンドロさんはデ・ニーロが1976年から1988年まで結婚していた最初の妻の女優ダイアン・アボット(78)の連れ子でデ・ニーロの養女となった女優ドレナ・デ・ニーロ(51)の息子。父親はアーティストのカルロス・ロドリゲス。2018年の映画「アリー/スター誕生」でデイヴ・シャペルの息子役を演じ、2018年の「キャバレー・マキシ」にも出演した。

デ・ニーロは3日に声明を発表し、「最愛の孫であるレオが亡くなったことに深く心を痛めています。皆様からのお悔やみの言葉に大変感謝しています。レオを失ったことを悲しむために、どうかプライバシーを与えてくださるようお願いします」とコメントした。