米俳優アンガス・クラウドさん、25歳で死去　過剰摂取の可能性

米HBOのドラマシリーズ「ユーフォリア・EUPHORIA」で知られる米俳優アンガス・クラウドさんが死去した。25歳だった。母親は警察にドラッグの過剰摂取の可能性を報告したという。米メディアが報じた。

米TMZによると、7月31日午前11時30分ごろ（現地時間）、アンガスさんの母親から911番通報があり、カリフォルニア州オークランドの警察と消防署が駆けつけたがその場で死亡が確認されたという。母親は警察に「（薬物の）過剰摂取の可能性」を報告したという。 警察によると、現時点では死因は不明で捜査を開始したという。

家族に近い関係者によると、アンガスさんは最近死去した父親を埋葬したアイルランドから戻った後、ひどい自殺願望と戦っていたという。「悲しみに打ち勝つため、家族のもとに滞在していたと聞いています」（同関係者）。

アンガスさんの家族は「今日、素晴らしい人に別れを告げなければならなかったことは、とても辛い心境です。アーティストとして、友人として、兄弟として、そして息子として、アンガスは私たち全員にとって多くの点で特別な存在でした」とコメント。
そして「先週、彼は父親を埋葬し、この喪失感と激しく闘っていました。私たちの唯一の慰めは、アンガスが今、親友だった父親と再会しているということです。アンガスは精神的な健康との戦いについてオープンにしていました。彼の死が、他の人々にとって、自分たちは一人ではないこと、黙って一人で戦ってはいけないことを思い出させるものになることを願っています」と述べた。
そして「私たちは、彼のユーモア、笑い、そして誰に対しても愛情を注いでいたことを世界中が覚えていてくれることを願っています。私たちはこの壊滅的な喪失に退社しているところなのでなので、今はプライバシーを守っていただけるようお願いします」としている。

アンガスさんは、カリフォルニア州オークランド出身。大ヒットしたHBOシリーズ「ユーフォリア・EUPHORIA」（2019年から2022年）の主役フェズコ役でブレイクしたハリウッドの新進俳優。ほかにも、映画『ザ・ライン』、『ノース・ハリウッド』などに出演。そしてベッキーG、カロルG、ジュースWRLDといったアーティストのミュージックビデオへの出演やカメオ出演がある。現在、2つのプロジェクトが進行中だったという。