ジェイミー・フォックス、「反ユダヤ的」投稿を謝罪「私の心には愛しかない」

(2023年8月6日11:30)

ジェイミー・フォックス、「反ユダヤ的」投稿を謝罪「私の心には愛しかない」
ジェイミー・フォックス(Instagram/@iamjamiefoxx)

歌手で俳優のジェイミー・フォックス(55 )が、イエス・キリストに関する投稿が "反ユダヤ的 "と物議を醸したことを謝罪した。

米PageSixによると、フォックスはキリストに関するす投稿をシェアし「反ユダヤ主義者」と非難されたことを受けて、自身のインスタグラムで謝罪のコメントを発表した。

フォックスは5日(現地時間)、「ユダヤ人コミュニティと、私の投稿によって気分を害されたすべての人に謝罪したい。私の言葉の選択が不快感を与えたことを知り、申し訳なく思っています。決して意図したことではありません」と謝罪した。
さらに「はっきり言うと、私は偽の友人に裏切られた。僕はみんなを愛しているんだ。私はユダヤ人社会を愛し、支持しています。気分を害された方には深くお詫びします。いつも愛しかありません」とつづった。

フォックスの問題の投稿は「彼らはイエスという名のこの男を殺した......彼らはあなたに何をすると思う?」という内容。フォックスが裏切られた「偽の友人」に向けられたものだったという。だが、ネット上で多くの反発を巻き起こした。ユダヤ人に対する憎悪的なレトリックを広めていると受け取られ、わずか数時間後にこの投稿を削除せざるを得なくなったという。

ある批評家は「古典的な血の中傷と反ユダヤ陰謀論に根ざした、恐ろしく反ユダヤ的なメッセージだった」と批判。フォックスはネット上で複数の人から「反ユダヤ主義者」と呼ばれた。 一方で、「南部で育った黒人なら誰でも、ジェイミー・フォックスがユダヤ人を指して言ったのではないと言うだろう。『They killed/lied on/talked about Jesus』は単に『イエスが裏切られるなら、お前も裏切られる』という意味だ。彼は純粋に、偽物の友人、偽物の人々を意味していたのだ。だから批判するのはバカげている」と、あるユーザーはツイートした。

ジェニファー・アニストン(54)など、フォックスの投稿に「いいね!」を押した人たちも反ユダヤ主的と非難されたが、アニストンは4日、自身のインスタグラム・ストーリーズで「この投稿に "いいね!"したのは、わざとでも偶然でもありません。そして、もっと重要なことは、私の友人や、この投稿に傷ついた人たちにはっきりさせておきたいのですが、私はいかなる形の反ユダヤ主義も支持しません。どんな種類のヘイトも許さない」とコメントした。

反ユダヤ発言といえばラッパーのカニエ・ウェスト(46)が、2022年後半にナチス・ドイツのヒトラーを賛美し、ユダヤ人に「デス・コン3」を仕掛けるとツイートするなど、数か月にわたって暴言を吐き続け、大手企業のブランド・パートナーシップから外されたことがあった。

フォックスは、「ジェイミー・フォックスショー」(1996年~2001年)に出演して人気が出て、「コラテラル」(2004年)、「ジャンゴ繋がれざる男」((2012年)などの数多くの映画に出演。レイ・チャールズを演じた「Ray/レイ」(2004年)でアカデミー賞主演男優賞を受賞。シンガーソングライターとしても活動している。4月に新作映画「Back in Action」の撮影中に内科的合併症を患い病院に救急搬送されたが、7月にインスタグラムに 動画を投稿して回復したことを報告していた。