アル・パチーノ、回顧録で40年以上禁酒していることを明かす

(2024年10月10日11:00)

アル・パチーノ、回顧録で40年以上禁酒していることを明かす
アル・パチーノ(インスタグラムから)

アル・パチーノ(84)が、回顧録「Sonny Boy」で、酒とドラッグ乱用の影響による「ブラックアウト」に悩まされ、その後は40年以上酒とドラッグをやめていることを明かした。

米Page Sixによると、「ゴッドファーザー」シリーズなどで知られるハリウッドの大御所俳優パチーノは、スポットライトを浴びる生活に対処するのに苦労して、アルコールと薬物乱用に手を染めたが、その後は禁酒を続けているという。

パチーノは9日(現地時間)、米誌Peopleに「幼い頃から物忘れがひどく、みんなそれを”ブラックアウト”(一時的な意識喪失)と呼んでいた」と明かした。パチーノは「ブラックアウト」に悩まされ禁酒したという。10月15日に発売される回顧録「Sonny Boy」でハリウッド時代のエピソードを語るなかで明らかにした。

パチーノは、最初はアルコール依存症協会に登録しようとしたが、サポートシステムが自分にはうまく機能しなかったため、友人のチャーリー・ロートンがサポート役を務めたと付け加えた。「しばらく禁酒会に通った。素晴らしい場所だけど、僕には合わなかった。ロートンに支えられて救われたよ」という。 そして、回顧録を出版したことについて、「その時が来たんだ。僕は85歳なんだ。年齢を重ねるにつれて、彼らがなぜ回顧録を書くのか理解できるようになるんだ」と語ったという。

アル・パチーノ、回顧録で40年以上禁酒していることを明かす
アル・パチーノの回顧録「Sonny Boy」(公式サイトから)

この回顧録を、4人の子供たちのための記録としても書いたという。パチーノは、ヤン・タラントとの間に34歳のジュリー、女優のビヴァリー・ダンジェロとの間に23歳の双子アントンとオリヴィア、映画プロデューサーのヌーア・アルファラとの間に1歳の息子ローマンをもうけている。結婚は1度もしていない。

息子が誕生して1年後、パチーノが恋人のアルファラと最近別れたと報じられた。2人は2010年に出会い、2023年6月に息子のローマンが誕生した。2人の関係について尋ねられたパチーノは、現在は独身だと主張し、「友情はあります」と答えたという。パチーノの代理人は、2人は現在プラトニックな関係であることを明らかにし、「アルとヌールはとても仲の良い友人で、何年も前からそうですし、息子のローマンの共同親権者でもあります」と語ったという。