リアム・ペインさん転落死事件で麻薬密売人、ホテル従業員など3人起訴 麻薬取引などの容疑

(2024年11月8日11:30)

ワン・ダイレクションのリアム・ペインさん転落死 強力な薬物の影響下の可能性 1か月前にレコード会社が契約解除
リアム・ペインさん(Instagram/@liampayne)

英人気グループ、ワン・ダイレクションのリアム・ペインさんが10月16日(現地時間)、アルゼンチン・ブエノスアイレスのホテルの3階の部屋から転落して31歳の若さで死亡した事件で、ブエノスアイレスの当局が、麻薬密売人など3人を起訴した。

米サイトTMZによると、3人は7日(現地時間)に起訴され、容疑者の1人はリアムさんが亡くなったカサスール・パレルモ・ホテルで働いていたという。

容疑者の1人は、リアムさんが宿泊していたホテルの部屋に一緒にいたが、強力なドラッグ、ピンクコカインの影響下にあったリアムさんを部屋に置いていった「友人」という。その容疑者は、死亡する可能性がある危険な状態にあったリアムさんを保護せず放置した容疑で起訴されたという。

2人目の容疑者は、ホテルのハウスキーパーで、リアムさんに麻薬を石鹸箱に入れて届けた可能性が高いと警察は見ている。ホテル内でその石鹸にアクセスできるのはハウスキーパーのスタッフだけだという。

3人目の容疑者は麻薬の売人とされる人物で、検察当局によれば、リアムさんが死亡する2日前の10月14日に二度にわたって麻薬を届けたという。売人とされる男とホテル従業員は共に麻薬取引の容疑に問われている。

検察当局によると、ホテルとブエノスアイレス周辺の家宅捜索を複数回行った後、800時間以上に及ぶホテルの監視カメラの映像を調べ上げたという。 リアムさんは10月初めにモビスター・アリーナで行われた元バンドメイトのナイル・ホーランのショーをサポートするためにブエノスアイレスを訪れていた。一緒にいた恋人のアメリカのインフルエンサー、ケイトがリアムを置いてアメリカに戻った後に悲劇的な展開となった。 リアムさんはホテルのバルコニーから転落する前に、不安定な行動をとっていたという。検死報告では体内からピンクコカインと呼ばれる新型の強力な麻薬が検出された。リアムさんは以前、薬物の依存症との闘いについて明かしていた2023年7月には、リハビリ施設での生活を経て、断酒していることを認めていた。リアムさんの遺体は6日(現地時間)、遺族に引き渡され、翌日にイギリスに空輸されたという。