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「るろうに剣心 最終章 The Final」佐藤健と新真剣佑が時代劇史上に残る壮絶剣劇バトル

(2021年4月25日12:10)

「るろうに剣心 最終章 The Final」 佐藤健と新真剣佑が因縁のドラマを繰り広げ壮絶な死闘
「るろうに剣心 最終章 The Final」(TOHOシネマズ渋谷)

和月伸宏の人気コミックを佐藤健主演・大友啓史監督で実写映画化した「るろうに剣心」(2012年)、「るろうに剣心 京都大火編」(2014年)、「るろうに剣心 伝説の最後編」(同)に続くシリーズ最終章となる2部作の前編。(後編「るろうに剣心 最終章 The Beginninng」は6月4日公開)シリーズ最恐の敵・縁(えにし)が現れ、剣心に復讐するために東京を総攻撃する。そして剣心が斬殺した妻・巴の存在が明かされ、そして縁は巴の弟だったという因縁のドラマが軸となっている。佐藤健、武井咲、青木崇高、蒼井優、江口洋介らシリーズのキャストに縁役で新田真剣佑、巴役で有村架純が新たに加わりアクション超大作がクライマックスを迎える。

■ストーリー

幕末の動乱期に人斬り抜刀斎として恐れられた凄腕の暗殺者・緋村剣心(佐藤健)は、日本転覆を企てた志々雄真実(藤原竜也)との死闘を終え、神谷薫(武井咲)や相良左之助(青木崇高)ら仲間たちと神谷道場で平穏な日々を送っていた。そうしたなか、剣心に復讐を誓う上海の武器商人・雪代縁(新田真剣佑)が現れ、剣心だけではなく、剣心が作った新時代をも破壊するため「人誅」と称して気球に乗り空から銃撃するなど東京を無差別に攻撃する。実は縁は剣心が斬殺した妻・雪代巴(有村架純)の弟だったという数奇な運命が明らかになる。縁は薫を拉致して命を奪おうとするなど剣心の周囲の人間を攻撃し、やがて剣心は縁と雌雄を決する壮絶な直接対決へと身を投じてゆく。

■見どころ

最恐の敵・縁が現れ、その姉・巴は剣心の妻で剣心に斬殺されたという過去が明かされ、剣心の左頬に刻まれた十字傷の謎と共にこれまで語られていなかった新事実が浮上することによって、ドラマがドラスティックに進んでいく。縁に負い目を感じている剣心だがえにしの暴走は食い止めなければならず苦悩する。剣心がなぜ妻を斬殺することになったのかの真相も明かされる。そして文字通り目にもとまらぬハイスピードの剣心の剣劇アクションはシリーズの目玉になっているが、今回も佐藤健と敵の大軍団とのバトルシーンは圧巻だ。そして新たに加わった新田真剣佑が、剣心に最愛の姉を殺され強烈な恨みを抱いて復讐に燃える縁を狂気をはらんで熱演しドラマを盛り上げている。クライマックスの剣心と縁の壮絶な対決シーンは思わず息をのむ迫力で、時代劇史上に残る壮絶剣劇バトルを繰り広げる。シリーズ最終章はドラマとアクションの両面でハイレベルなエンターテインメントになっている。(2021年4月23日より全国公開)