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9月のおすすめ映画 文化放送「上地由真のワンダーユーマン」推薦

(2021年9月16日11:20)

文化放送「上地由真のワンダーユーマン」(月曜午後9時30分)でパーソナリティ―の上地由真と映画ソムリエの「さゆみん」こと東紗友美さん、映画評論家の荒木久文さんがこの夏のおすすめ映画の見どころを解説した。同番組では毎週テーマを設け“由真的”テイストで進行。毎月第1週目は「今月のシネマログ」と題し、その月に公開される話題の映画作品を上地由真と映画の専門家2人が紹介する。今回(6日放送)は『アナザーラウンド』『総理の夫』『先生、私の隣に座っていただけませんか?』の3本が紹介された。

9月のおすすめ映画 文化放送「上地由真のワンダーユーマン」推薦
(㊧から東紗友美、上地由真、荒木久文)

上地    上地由真のワンダーユーマン!今週もよろしくお願いします。
今日は月に一度の映画をフューチャーする回、題して「今月のシネマログ」。 映画ソムリエの「さゆみん」こと東紗友美さん、そして映画評論家の荒木久文さんと お届けしていきます。荒木さん、さゆみん、よろしくお願いします!

荒木・東  よろしくお願いします!

上地    9月公開の映画の中から、私、上地由真とさゆみん、そして荒木さんの三人が「これはおすすめ!」と思った作品をご紹介していきます。 それでは早速、さゆみんからお願いします。

9月のおすすめ映画 文化放送「上地由真のワンダーユーマン」推薦
「アナザーラウンド」(9月3日(金)全国公開) (©2020 Zentropa Entertainments3 ApS, Zentropa Sweden AB, Topkapi Films B.V. & Zentropa Netherlands B.V.)(配給:クロックワークス)

東     はい、私がご紹介するのは、9月3日から公開中の『アナザーラウンド』です。
冴えない高校教師とその同僚3人は、ノルウェーの哲学者の血中アルコール濃度を0.05%に保つのが理想という理論を証明するために、仕事中に一定量の酒を飲み、常に酔った状態を保つというとんでもない実験に取り組みます。するとこれまで惰性でやり過ごしていた授業も活気に満ち、生徒たちとの関係性も良好になっていきます。同僚たちもゆっくりと確実に人生がいい方向に向かっていくのですが、実験が進むにつれて、だんだんと制御不能になり…というお話なんですけども、『アナザーラウンド』、どういう意味かと言いますと、一言で言っちゃうと、「もう一杯行く?」という意味なんですね。英語使う方は本当によく、「Another round?」、「もう一杯行く?」という風に。

荒木    ああ、そういう意味なんだ。

上地    そうなんだ~!

東     お酒の映画なんですけど。この作品、今年のアカデミー賞、国際映画長編部門を受賞しております。こういう作品なんですけど、私ちょっとこれはとっても響いたんですよね。お酒の映画だけに、この映画観てるだけで酔っていくというか、酔ってしまう映画というか。人生の喜びも悲しみも、いろんなものを詰め込んだなという作品で、ちょっといろいろ語りたいんですけど。この監督、撮影4日目に娘さんを亡くしているんですよ。

上地    えっ…!

東     荒木さん、このあたり知っているかもしれないんですけど。

荒木    ああ、知っています。はい。

東     このあたりのことね、荒木さんにお話いただきたいんですけど。それなのにこの作品、娘さんからのアイデアで監督が実現したんですよ。というのはデンマークって、なんと高校生とか普通に飲酒しているという社会問題がまず大前提にあるらしいんですよ。それが意外にもこれまで映画化されてないんじゃないかっていうところに娘が問題視して、お父さんに撮ってと言って、それで娘さんのアイデアがあってそもそも企画が実現して。でも4日目になんと奥さんの運転する車で交通事故で亡くなってしまって。この主人公のマッツ・ミケルセン、デンマークの名優の、その娘さんの役を演じる予定もあったんですけど、亡くなってしまって。この作品をチーム一丸となって休まず撮り続けた、そう思うと鳥肌の立つような作品なんですけども…。

上地    そういうドラマがあったんですね。

東     そうなんですけど、この設定もすごいんですけど。荒木さん、いかがでした?

荒木    はい。今おっしゃったように北欧、特にデンマークあたりだと14歳くらいから親の許可で飲むらしいんですよ。

東     そう、そう!寒さもあってね。

荒木    16歳でオッケーなのかな。だけど14歳ぐらいからみんな飲み始めるっていうことでね。それとお酒に対する文化が日本なんかとちょっと違うからね。もっと寛容ですよね。だからそれがちょっとよくわかってないと、あれかもしれないですけど。

東     たしかに。背景を知っていると、よりね。

荒木    ああ、そうですね。お酒はね、まあ個人的な酔う…まあ由真さんみたいにやたら強い人もいれば…東さんはどうなんですか、お酒は?

東     まあ、そこそこ、由真さんよりは…ですけど。

荒木    まあね、お酒を少し飲んだ方が、たしかにこの映画観ているようにアイデアもよく沸くし、想像力も…。

東     そうそう!一歩踏み込めちゃったりしない?

荒木    そう、気分が高まるんですね。

東     でもそれがやっぱりこの映画の面白いところで、お酒ってちょうどいいところで止められないから怖いんですよ。飲み会もそうじゃないですか?

上地    うん。どんどん飲んじゃうからね。

荒木    そうだよね。由真さんほど強くないけど、私もお酒飲んで、すぐ酔っぱらいますけども、気分も乗るんですけど、アイデアなんかも思いつくんだけど、朝起きて考えみると、実現不可能だなとか、高揚感は出るんだけど、やっぱり仕事がらみの…この映画では、仕事でお酒飲んだ方がいいって言うんだけど、僕自身だと仕事が終わってお酒飲んで、バカなことだとか人の悪口だとか、でかい話とかエロ話するのが一番楽しいんじゃないかと思います。仕事に一緒になっちゃうと、ちょっとね。

東     すみ分けがどこからがオッケーか考えさせられる映画で…。

荒木    うん、だけどね、欧米人はその辺はちょっと違いかもしれないね。よく映画で、部屋を訪れると、一杯飲めって言って飲むもんね、安易に。そういう文化からかもしれないし、そのあたりはね、こうしなきゃいけないっていうのはないけどね。まあ酒の上での失敗というのはたくさんあるんですけど。酒の上での成功ってないんだよね。だからこのケースはね、酒の上で0.05あると成功するよって言っているんだけど、やっぱりそれはなかなか難しいことでという結論もあるんだけど。お酒ってね、“百薬の長”とも言うし、うまく付き合えばいいと思うんですけど。気をつけてくださいよ。

上地    私ね。気をつけなきゃいけないのは。

荒木    アルコールは、今は外であんまり飲めない、だから家で飲むこともあるけど、ほんとは、外でみんなで、ワーワー飲むのが一番いいと。

上地    楽しいですよね。

東     そういう日がね、また戻りたくなるようなラストシーンもね、見どころです。マッツ・ミケルセン最高です。

荒木    そうですね。私、目元が似てるって言われるんですけども。

東     ちょっと待ってください。今ここに苦情の宛先を。

上地    アハハハ!

東     なんですか、このセクシー。

荒木    最後のすごいですよね。

東     マッツと言えばね、バレエをやられてたりしたあの肉体美。『007/カジノ・ロワイヤル』の悪役です。

上地    あ~!!

荒木    今度、『ファンタスティック・ビースト3』でも出るらしいですね。

東     大作続きますね。楽しみです!

荒木    はい。注目の俳優さんです。

東     はい、私がご紹介したのは、9月3日から公開中の『アナザーラウンド』でした。

上地    続いては、荒木さんお願いします。

9月のおすすめ映画 文化放送「上地由真のワンダーユーマン」推薦
「総理の夫」 (9月23日(木・祝)全国ロードショー)(配給:東映、日活)(©2021「総理の夫」製作委員会)

荒木    はい。私がご紹介するのは、9月23日公開予定の『総理の夫』。 「総理」は当然、総理大臣の「総理」ですね。
総理の夫になってしまうのは、田中圭さん演じるところの鳥類学者、つまり鳥の専門家ですね。相馬日和(ひより)さんと言います。妻は国会議員の凛子さん。中谷美紀さんが演じているのですが、彼女と結婚して10年。凛子さんは弱小少数野党の党首を務めているのですが、毎日国会で活躍しています。日和くんはある日、妻の凛子さんから「もし私が総理大臣になったら不都合ある?」と聞かれます。突然で質問の意味がよくわからないまま、日和くんは携帯電話の電波も届かないような小さな島で10日間ほど野鳥の観察、フィールドワーク、研究に行ってしまいます。そして10日後、帰ってきたところ…大変です。なんと妻の凛子さんが史上初の内閣総理大臣。しかも史上最年少で選出されていたんですね。世間は大激動。知らずに島から帰った夫の日和くんは自動的に、史上初の「総理の夫」“ファーストジェントルマン”となった彼は、予想だにしなかった激動の大騒動の毎日に振り回されることになる…というお話ですね。
ベストセラー作家の原田マハさんの小説『総理の夫 First Gentleman』を映画化したんですね。僕は、今回、この機会に原作本、読んでみたんですが、こちらは夫の日和さんの日記という形式で書かれているんですね。

上地・東  へ~!そうなんだ!

荒木    もっとシリアスで、コメディータッチではないんです。もっと政治的な展望、ドロドロした駆け引きとか。こっちはこっちでテイストが違って、また面白かったですよ。 どうでした?観ていただいて。

東     なんかね、『総理の夫』というタイトルにして、こういう作品にしながらも、なんで今日本で女性が総理になれないのかなって、結構考えさせられるような…。すっごいコメディータッチなのに、シリアス。なんで結局は日本で今、女性はなることが出来ないんだろうって考えさせられる作品になっているから、なかなかね、すごい作品だなと思いました。

荒木    そのあたりはちょっとね、後で原因を考えてみたいと思います。 上地さんはいかがでした?

上地    この旦那さん像、すごい理想でした。

東     うんうんうんうんうん。

荒木    そうだよね。まあ旦那さんはね、財閥の御曹司で頭もいいし、お金持ちだし、少年のようなね、純粋さも持って。

上地    そう!少年の心を持ちつつ、応援して、ね。

荒木    そう、ちゃんと女性を応援してくれるっていうね。映画の中では、もし総理大臣が女性だったらということで想定されるところがたくさん出てきますよね。想像できて、さもありなん、という。でもそれと同時にどこの夫婦も持っている、普遍的な問題も必ず出てきて、ちゃんとその辺、今の時代に生きる夫婦の方向性とか、支え合いというのが大切なんだよ、ということも言ってますよね。日本では女性首相が出てきていませんが、ニュージーランドではアーダーン首相だとか、アメリカも副大統領さんはハリスさんですしね。それからフィリピンにもアロヨ大統領、アイルランドにもマッカリースさんとかたくさん出ているんだけど、なんで日本ではいまだに女性トップが出てこないのか、っていうのがありますよね。やっぱりね、問題は…男だね、。つまりその、なんていうのかな、ジェンダーギャップ指数?

東     そう、どうしてもそこがまだまだ…。

荒木    120位ぐらいなんですよね。

東     150何段階中の124位とか…。

荒木    そうそう。比べちゃ悪いけど、中国や韓国より下なんですよ。だから、そういう考えがいる男性、まあ我々ぐらいの年齢の人間が死なないとダメかもね。

東     死ななくてもいいですけど…(笑)でもなんか、それぞれがもうちょっと想像力を持って、男だからとか女だからっていう社会じゃなくて、やっぱり人間…ひとりの人間が何をしてどうやって生きていくかって、あまり男女っていう考え方じゃなくなりつつ夢とかを実現出来ていく社会にならないと…ね。なんか難しいんですよね。

荒木    映画の中でも言ってますよね。

東     そうですよね。本当に普遍的な作品でありつつも、今だからこそ映画化出来たテーマだから深いんだなと思って。

荒木    じゃあ本当になるとしたらどんな人?中谷美紀さんみたいな人になってほしいけど。実際にはね…。

東     ねー!聡明で知的で美しかったですね。

上地    美しかった、立ち姿が本当に!

荒木    そうですよね。それと…映画の中で、中谷さんの総理大臣が111代なんですよね。今、菅さんが99代なの。つまり12代後なんですよ。

東     あ~!じゃあ!なんか泣きそう、今の発言で。

荒木    12代後なんだけど、1人平均2年やるとしたら24年後なんだよ。

東     ああ、じゃあ…でも、もうちょっと、とも思える!まあでも遅いですけどね。

荒木    まあね、加速するし。ガラスの天井破ってほしいですよね。どうですか?

東     私ですか?いや、ちょっと頑張ろうかな…とか言って(笑)

荒木    というね、そういう映画です。ちょっとまとまりなくなってしまいましたが。最近ね、ちょっと私もね「総理の夫」って呼ばれているんですよ。かみさんに謝ってばっかりいるんで「Sorry,sorry(ソーリー、ソーリー)」って…。

東     はい、次の作品いきましょー!

上地    いきましょー!荒木さんが紹介したのは…。

荒木    『総理の夫』、9月23日公開の作品でした。

9月のおすすめ映画 文化放送「上地由真のワンダーユーマン」推薦
「先生、私の隣に座っていただけませんか?」(9月10日(金)より新宿ピカデリー他全国公開中)(配給:ハピネットファントム・スタジオ) (©2021『先生、私の隣に座っていただけませんか?』製作委員会)

上地    はい。「今月のシネマログ」、トリは私、上地由真のおすすめ作品をご紹介します。私がご紹介するのは、9月10日から公開予定の『先生、私の隣に座っていただけませんか?』です。
人気漫画家の妻と、元売れっ子漫画家で今は妻のアシスタントをしている夫、そんな2人の微妙な心の動きを描いた作品です。妻・佐和子を黒木華さん、夫の俊夫を柄本佑さんが演じています。
物語は、左和子が不倫をテーマにした作品を次回作にすると言い出したところから展開していきます。密かに佐和子の担当編集者・千佳と不倫をしていた俊夫は、その作品の内容が気になって、妻の描く漫画を覗き見するようになります。作品には2人とよく似た夫婦が登場し、俊夫はまさかバレたかもしれないと精神的に追い詰められていきます。さらに漫画は、妻と自動車教習所の若い先生との淡い恋へと発展。実生活でも自動車免許を取るために教習所に通い始めた佐和子の姿と重なり、俊夫はますます疑心暗鬼に。漫画は創作か?ただの妄想か?それとも夫の不貞に対する佐和子流の復讐なのか?!…というお話です。荒木さん、どうでした、これ~?ドキドキしませんでしたか?男性的に…。

荒木    これ、男にとってはねホラーです。恐ろしいホラー。

上地    アハハハ!

荒木    もう心理的にじわじわくるんですよね。真綿で首を絞められるような怖さなんですよね。全体のリズムがいいですよ。例えば黒木さんのね、しゃべりの間とか、態度とかですね。ファックスが送られてくるでしょ、あのカタカタカタとかね。あの辺のリズムがすごく恐怖心を煽ります。

東     血が出ないホラーですね。

荒木    そうですね。でもどっちかというと観る時、夫の目線で観るでしょ?そうでもないですか?

東     えー?女目線で観ますけど…。

上地    女目線で観ました。でも私は結構、浮気見つけた瞬間、もし見ちゃった瞬間にウワァーッ!って怒っちゃいそうなんですけど、精神的にどんどんどんどん詰めていくっていうやり方の方が、これ男の人にとって効く…んだなと思って。

荒木    いや、当たり前でしょ。悪女ですよ。

上地    これいいな!って思いましたね。

東     アハハハ!そういう…(笑)

荒木    我慢出来ないでしょ。

上地    そう、我慢出来ないんだけど。だからこの映画をね、ぜひパートナーの人に浮気防止として観せる、すごくいい作品なんじゃないかなと。

東     これ本当に、私、メチャクチャ面白い映画だと思ったんですよ。

荒木    結婚5年目の不倫、浮気の問題ですけど、結婚何年ですか?

東     結婚7年目です。

荒木    ああ、そうですか。結婚7年目の浮気っていうのもありますけど…。(笑)

東     そういう事じゃないですけど~(笑)でも由真さんが言った通りに、結婚とか決まった夫婦は指輪見たり、両親にあいさつしたりするじゃないですか。そんなことより、この『わたとな』(タイトルの略称)、『先生、私の隣に座っていただけませんか?』を観た方がいい気がする。もう絶対ね、不倫なしの夫婦になれる!こんなもの観たら不倫なんて出来ない(笑)

上地    怖くて結婚出来ないかも!(笑)

東     逆にそっちか!そっちかい!(笑)そして漫画家さんが主人公で、漫画を描いているので、漫画と映画の中間みたいな…ちょっと前に『バクマン』という映画が…。

荒木    ありましたよね。

東     ね!あったけど、あれとはまた違った、今、自分が観ているのが映画なのか漫画なのか、その中間地点を行ったり来たりするような面白さがあって。

荒木    そう、ストーリーの組み立て方が上手ですよね。

東     そうなんですよ。ストーリーラインがものすごくしっかりしているなと思って。

荒木    女は覚悟を決めると強いなっていうのが、一番最後にわかるんですけど、浮気相手に対しての怒りのベクトルとか、ここで発生してないんですけど、それはいいんですかね?その編集者もあっけらかんとして、むしろ楽しんでいる、みたいなところが…ちょっとね、そういうもんなのかな、と思いましたけど。経験ないので知らないですけどね。

上地    でもたしかに、ちょっと腹立つな~。編集担当、自分の知ってる人ですもんね。

東     自分の担当編集者ですもんね。でもそれも含めて、なんか自分がどっちのタイプかとかわかるような映画、温度計じゃなくて体温計じゃなくて、自分を知る鏡みたいな映画になっているのもメチャクチャ面白いと思いました。いや、男性が観たら怖いと思いますけど。

上地    でも女性としては結構スカッと気持ち良かった!

荒木    そうですか。最後ね、ネタバレになるかわかんないですけど、結果がね、意外な展開になるんですけどね。

上地    意外な展開なんです。ずっと現実なのか、妄想なのか、ハラハラドキドキ…。

荒木    そうですね。監督はですね、堀江貴大さんと言いまして、オリジナル作品のコンテスト「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」のね…。

東     そう!これ、由真さんに覚えてほしい!

荒木    準グランプリですよね。

東     はい。もう「TSUTAYA CREATORS’ PROGRAM FILM」に今、ハズレ無し!っていう感じのラインナップになってきてます。

荒木    そうですね。最近この番組でも紹介しましたけど、土屋太鳳さんのね、『哀愁しんでれら』ですね。それから他にも中条あやみさんの『水上のフライト』だとか、『ブルーアワーにぶっ飛ばす』だとか、『噓を愛する女』とか、いい作品をどんどん生み出しているんですよね。ここで生み出された作品なので、これは新しい作家の登竜門として注目しておいた方がいいと思います。これからもね、9月にムロツヨシ主演で『マイ・ダディ』、それからその後も『三人の柄本明』なんていう面白いタイトルの映画もここから生まれた作品で控えているようですよ。

上地    ぜひチェックしてみます。 私、上地由真のおすすめ作品は、9月10日から公開予定の『先生、私の隣に座っていただけませんか?』でした。9月公開の映画作品の中からそれぞれの推しをご紹介しました。ぜひ映画館でチェックしてみてください。
映画評論家の荒木久文さん、映画ソムリエの東紗友美さん、ありがとうございました!

■上地 由真
オーディションがきっかけで関西を中心に音楽活動開始。2007年シングル「shine day」などをリリース、以降全国各地でライブ活動やイベント参加。最近は女優としても活躍、舞台、映画などのジャンルにも進出。

■東 紗友美
映画ソムリエとしてTV・雑誌・ラジオなどで活動中。趣味は、映画ロケ地巡り。国内外問わず廻り、1年で100箇所以上ロケ地を訪れたことも。インスタグラムでも毎日映画に関する写真やコメントをほぼ毎日掲載中。

■荒木 久文
現在 複数のラジオ番組を中心に、新聞紙面 ニュースWEBなどに映画をテーマとした評論 批評 紹介 などの活動を展開。報知映画賞選考委員 ノミネート委員  日本映画ペンクラブ会員