「ALIVEHOON アライブフーン」野村周平が壮絶ドリフトレースに挑戦するレーサーを熱演

(2022年6月6日16:15)

「ALIVEHOON アライブフーン」野村周平が壮絶ドリフトレースに挑戦するレーサーを熱演
「ALIVEHOON アライブフーン」(©2022「アライブフーン」製作委員会)(配給:イオンエンターテイメント)

日本一のeスポーツドライバーが、白煙を上げながらタイヤをスライドさせてコーナーを駆け抜け速さを競うリアルなドリフトレースに挑戦する物語。主人公のeスポーツドライバー、大羽紘一に野村周平、大羽をスカウトするレーシングチームの新米メカニック担当の武藤夏実に吉川愛、夏実の父親でドリフトレーサーの武藤亮介に陣内孝則、武藤のチームのメカニック担当の葛西隆司に本田博太郎、現ドリフト日本王者の小林総一郎に青柳翔、大羽のライバルになるレーサー柴崎快に福山翔大などのキャスト。
監督はサザンオールスターズやB‘z、EXILEなどの多数のMV,ライブビデオを手掛け、「CUTE」(1997年)で劇映画デビューを果たし、「イノセントワールド」(1998年)、「SINOBI」(2005年)などの下山天が務めた。
そして「ドリキン(ドリフト・キング)」と呼ばれる伝説のレーサー土屋圭市が監修を担当し、レースの解説者役で出演している。土屋はグループA、F3に加えてフォーミュラ・ミラージュで初代チャンピオンになるなど数々のレースで活躍して2003年にレーシングドライバーを勇退。2001年に全日本PROFESSIONAL DRIFT選手権「D1-GPシリーズ」を旗揚げして世界各地でシリーズ戦を立ち上げ、「ワイルドスピード×3 TOKYO DRIFT」(2006年)でドライバー及びスーパーバイザーとして撮影に参加するなど幅広く活動している。

「ALIVEHOON アライブフーン」野村周平が壮絶ドリフトレースに挑戦するレーサーを熱演
「ALIVEHOON アライブフーン」(©2022「アライブフーン」製作委員会)(配給:イオンエンターテイメント)

■ストーリー

ドリフトレーサーの武藤亮介(陣内孝則)はレース中にガードレールに激突して車が大破してしまい、自身の「チームアライブ」は解散の危機を迎えていた。娘でチームの新米メカ担当の武藤夏実(吉川愛)は、オンラインゲームの「グランツーリスモ」の全日本選手権で優勝した天才的なeスポーツドライバー、大羽紘一(野村周平)に目をつけてスカウトする。コースに案内された大羽はリアルなドリフトレースだと知って驚くが、夏実の助手席に乗ってコースを走ると、コース取りやハンドル操作などをすぐに覚え、ゲーム同様の見事なドライブテクニックとドリフトを披露して夏実を驚かせる。夏実はチームアライブの本拠地の自動車整備工場「武藤商会」に紘一を連れて行き、父親の亮介とチーフメカニックの葛西隆司(本田博太郎)に引き合わせるが、亮介は「ゲーム野郎に本物のドリフトなんかできる分けねえだろう!」と吐き捨てる。葛西がその場を何とかとりなして、大場はテストを受けさせてもらうことに。テスト走行にはドリフト国内王者の小林総一郎(青柳翔)も来ていて、紘一は小林の運転する車の助手席に乗り、強烈なGを体験してフラフラになるが、「いろいろわかりました」という。紘一は小林のハンドル操作、シフト操作やブレーキ、アクセル、クラッチの踏み方、コース取りをすべて記憶していて同様のドリフトを見せて亮介や小林、葛西たちを驚かせる。そしてチームのレーサーとして迎えられ、トレーニングを受け、若手ドライバーの登竜門「ドリフト・チャレンジカップ」に出場して、リアルなドリフトレースで頂点を目指す。

「ALIVEHOON アライブフーン」野村周平が壮絶ドリフトレースに挑戦するレーサーを熱演
「ALIVEHOON アライブフーン」(©2022「アライブフーン」製作委員会)(配給:イオンエンターテイメント)

■見どころ

内向的な性格で人付き合いが苦手だがゲームだけは驚異的な才能を発揮し、ついにはリアルなドリフトレースに挑戦する大場を野村周平が熱演している。また吉川愛や青柳翔、陣内孝則、本田博太郎らが大羽を支えるチームのスタッフやレーサー役で脇を固めサクセスストーリーを盛り上げている。

そしてなんといっても、数々の練習の走行シーンや本番のレースシーンは圧巻だ。レースシーンはプロのレーシングドライバーが運転しているが、俳優本人が運転しているシーンもあり、野村はスノーボードやBMXで鍛えた運動神経で自らドリフト走行に挑戦して、リアリティ溢れる緊迫の走行シーンを作り上げたという。合成や牽引車による撮影は一切行わず、実車実走のリアルなドリフトでドライブシーン、レースシーンが展開される。青柳も土屋佳市指導によるトレーニングを積んだ上で走行シーンを撮影し、表情もリアルなGを受けてのものだという。またレースに登場する車も実際のD1GPのレースに出場したマシンが使われた。大地を揺さぶるエンジン音、猛烈な白煙、地上MAXのG、タイヤをスライドさせながらコーナーを抜ける超絶ドライビングテクニックなどを堪能できるエンターテイメントになっている。
(2022年6月10日(金)全国公開)