イーサン・コーエン監督最新作「ドライブアウェイ・ドールズ」　ラフ＆スリリングな破天荒ガールズムービー

アカデミー賞監督イーサン・コーエンの最新作「ドライブアウェイ・ドールズ」（原題：Drive-Away Dolls)が6月7日(金)よりTOHOシネマズ シャンテ、渋谷シネクイントほかで全国公開される。

本作は、アカデミー賞作品賞監督賞を受賞した『ノーカントリー』（07）のイーサン・コーエン監督最新作で、妻のトリシア・クックと共同で脚本・製作を手がけた。
キャストには、『ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド』で注目を浴び、『哀れなるものたち』でエマ・ストーンと共演を果たしたマーガレット・クアリーや、ジェラルディン・ヴィスワナサンのほか、ドラマシリーズ「マンダロリアン」（19～）や「THE LAST OF US（23～）に出演し今ハリウッドで最もホットな俳優ペドロ・パスカル、『オッペンハイマー』に出演のマット・デイモン、さらに映画出演が久しいマイリー・サイラスが特別出演している。コーエンとクックが「お互いにアイデアを言い合いながら作り上げた」と話す物語が、個性豊かな俳優陣によってさらなるユーモアを生み出す。

ジェイミー（クアリー）と友人のマリアン（ヴィスワナサン）は、ドライブ旅行に出かけるが、謎のスーツケースをめぐってギャングに追われるという内容。特報では、女二人旅で気分転換したい気持ちとは裏腹にクセ強キャラたちから逃走する「予測不能なアメリカ縦断ドライブ」が展開される。コーエン監督の遊び心たっぷりで、ラフ＆スリリングな破天荒ガールズムービーが誕生した。

【ストーリー】
新世紀への期待が高まる1999年12月、ガールフレンドと破局したことを嘆く自由奔放なジェイミー（マーガレット・クアリー）と、堅物で自分の殻を破れずにいる友人のマリアン（ジェラルディン・ヴィスワナサン）は、日々の生活に行き詰まりを感じて、気分転換にドライブ旅行に出掛けることに。車の配送（＝ドライブアウェイ）のバイトをしながら目的地のフロリダ州タラハシーへ向かうことにした2人は、ジェイミーの元カノのシーキー（ビーニー・フェルドスタイン）に別れを告げて、配送会社で1台の車を手配してもらう。
そうしたなか、ギャングの2人が配送会社にやってきて目当ての車でタラハシーに向かおうとするが、その車は一足先にジェイミーらが乗ってタラハシーに向かっていた。
2人は各地のレズビアンバーに立ち寄りながら旅を満喫していたが、ゲイリー上院議員（マット・デイモン）の再選が決まったフロリダ州に入ったころ、運転中のアクシデントがきっかけで車のトランクから謎のスーツケースを発見。その中には議員と関係する信じられない”ブツ”が入っていた。やがてギャングたちがそのトランクを探して2人を探していることを知り、スリリングで予測不能なアメリカ縦断ドライブが繰り広げられる。