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映画
「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」のレディー・ガガの演技にキャスティング・ディレクター「驚いた」
(2024年7月17日12:00)

映画「ジョーカー」の続編「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(原題:Joker: Folie á Deux )のキャスティング・ディレクターがハーレイ・クインを演じているレディ・ガガの演技を絶賛した。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(10月4日米公開、同11日、日本公開)で、ホアキン・フェニックスの相手役にガガを起用したのは、前作に続いてメガホンを取るトッド・フィリップス監督だったという。
キャスティング・ディレクターのフランシーン・メイズラーは5日(現地時間)、カルロヴィ・ヴァリ国際映画祭で「彼女はとてもいい演技をする。彼女は皆さんの度肝を抜くことでしょう」と語った。「レディー・ガガを提案したのは私ではない。トッド・フィリップスのアイデアだ。でも、彼女には本当に驚かされた。『アリー/スター誕生』で彼女は演技ができることはみんな知っていたけど、この映画の.彼女は素晴らしい。彼女はとてもいい演技をする。彼女はあなたの心を揺さぶるでしょう」とメイズラーはガガを絶賛したという。
ガガは「アリー/スター誕生」(18)でヒロインを演じて、ブラッドリー・クーパーとうたった「シャロウ~『アリー/スター誕生』愛のうた」がアカデミー賞歌曲賞を受賞した。また「ハウス・オブ・グッチ」(21)では世界的ファッションブランド「グッチ」を熱演した。
前作でアカデミー賞主演男優賞を受賞したホアキン・フェニックスが再びジョーカー役を演じている。「ホアキンには度肝を抜かれるけど、彼女が彼についていけるのは、その役柄や演技がスクリーンから消し去られることなく、本物でいられるのは、彼女の実力を示している」とメイズラー。

自身のインスタグラムに、同作の予告動画や写真などを投稿しているガガは、「この映画でやったようなことは今までやったことがないから、すべてが全く新しく、本当に楽しいものになるわ」と語っている。
続編は1作目とは異なり、音楽が大きく関わってくるが、フィリップス監督は、音楽の要素があるものの、続編は「1作目から大きく逸脱することはない」と語っているという。
「私たちは音楽を使って、私たちを完全なものにし、私たち自身の中の亀裂のバランスをとるのです」というナレーションが流れる。
「フォリア・ア・ドゥ」とは、フランス語で「二人狂い」という意味で、一人の妄想がもう一人に感染し、複数人で同じ妄想を共有する精神障害のことだという。ホアキン・フェニックスとガガがスクリーンにどんな妄想を描いて見せてくれるのか注目される。