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映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」週末観客動員1位 洋画実写映画では「マッドマックス:フュリオサ」以来の1位
(2024年10月8日10:30)

近未来の米国の内戦を描いた映画「シビル・ウォー アメリカ最後の日」が4日より日本で公開になり、週末観客動員1位のヒットスタートとなった。2024年に洋画実写映画が1位になるのは「マッドマックス:フュリオサ」(5月公開)以来で2作目。
同作は、全国348館、437スクリーンで日本公開され、興行成績は10月6日(日)までの累計で、動員127,538名、興収199,683,080円(先行上映の成績を含む) となり、アニメや邦画など強いタイトルが並ぶなか、本作が週末動員ランキングで「初登場1位」&「洋画作品1位」を獲得した。自らが戦場にいるかのように錯覚するほどの圧倒的な音響が絶賛の声を集めており、IMAXやDolby Cinema・Dolby Atmosなどラージフォーマットを中心に動員を集めているという。
2024年公開作品で週末ランキングで1位となったのは洋画実写作品では『マッドマックス:フュリオサ』のみ。また、日本公開されたA24作品の中でも第95回アカデミー賞で作品賞含む7部門を受賞した『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』を抜き、本作が過去最高のオープニング記録を樹立した。
映画レビューサイトFilmarksでは、公開前の「★3.8」から、公開3日間で「★4.0」まで上昇し、SNSでも多くの感想でタイムラインを賑わせている。「2024年ベスト、いや、人生ベスト」「全人類が観るべき最悪の最高傑作」など絶賛の声が相次ぐ一方で、自らが戦場にいるかのように錯覚するほどの圧倒的な没入感によって「生まれて初めて、映画館で命の危険を感じた」といった感想も。また、米大統領選を約1か月後に控え、“今すぐそこにある現実”を感じさせる設定で物議を醸し、公開前から大きな話題となっていた。
製作は、アカデミー賞作品賞、助演男優賞(マハーシャラ・アリ)、脚色賞「ムーンライト」(16)を受賞した「ムーンライト」(16)など数多くの名作、ヒット作を手掛けるインディペンデント系のA24が、史上最大の製作費を投じ、アメリカで起きる内戦を描いた話題作。メガホンを執ったのは、『28日後...』で脚本を担当し、長編デビュー作『エクス・マキナ』で 第88回アカデミー賞視覚効果賞を受賞する快挙を果たしたアレックス・ガーランド。3月のサウス・バイ・サウスウエストで開催されたプレミア上映では「純粋に言葉を失う」「傑作だ。私の心臓は常に高鳴り続け、最終幕には顎が床についた」「今まで観たどの作品とも違う。最初から最後まで手に汗握る展開。狂おしいほどの緊張感だ」などと絶賛の声が相次いだほか、公開前からSNSを中心に大きな話題になっており、世界71の国と地域で公開を迎えた本作は、2週連続で全米1位を獲得している。
【ストーリー】
映画の舞台は、連邦政府から19もの州が離脱したアメリカ。テキサスとカリフォルニアの同盟からなる“西部勢力”と政府軍の間で内戦が勃発し、各地で激しい武力衝突が繰り広げられていた。「国民の皆さん、我々は歴史的勝利に近づいている——」。就任 “3期目”に突入した権威主義的な大統領はテレビ演説で力強く訴えるが、ワシントンD.C.の陥落は目前に迫っていた。ニューヨークに滞在していた4人のジャーナリストは、14ヶ月一度も取材を受けていないという大統領に単独インタビューを行うため、ホワイトハウスへと向かう。だが戦場と化した旅路を行く中で、内戦の恐怖と狂気に呑み込まれていくー
【クレジット】
監督/脚本:アレックス・ガーランド
キャスト:キルステン・ダンスト、ワグネル・モウラ、スティーヴン・マッキンリー・ヘンダーソン、ケイリー・スピーニ―
配給:ハピネットファントム・スタジオ
原題:CIVIL WAR|2024年|アメリカ・イギリス映画|109分|PG12
公式HP:https://happinet-phantom.com/a24/civilwar/
公式X:@civilwar_jp
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10月4日 (金) TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開