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映画
北米週末興行 ホラー映画「テリファー 聖夜の悪夢」初登場1位
(2024年10月13日11:00)

北米週末興行は10月11日(現地時間)、同日公開された「テリファー 聖夜の悪夢」(原題:Terrifer 3) が580万3577ドルの興収を記録して初登場1位になった。
1位「テリファー 聖夜の悪夢」
米興行サイトBox Office Mojoによると、11日に公開された「テリファー 聖夜の悪夢」(原題:Terrifer 3) は同日の興収が580万3577ドル(約8億6549万円)を記録して1位となった。
同作は、殺人鬼アート・ザ・クラウンが巻き起こす惨劇を描いた人気ホラー映画『テリファー』シリーズの最新作。前作『テリファー 終わらない惨劇』(22)は、全世界で嘔吐、失神者が続出したことで話題となり、全世界1570万ドル(日本円にして約24億円 ※1ドル160円換算)の興行収入を記録。本国では1作目『テリファー』に続く大ヒットとなった。日本では、1作目は劇場未公開だが、2作目を劇場公開したところ、その過激さとアート・ザ・クラウンのどこかキュートな佇まいが話題となり、スマッシュヒットとなった。
そして、今回の『テリファー』シリーズ第3弾の舞台はクリスマス。先日行われたイギリスでのプレミアでは11人が途中退場し、うち9名はオープニングシーンで限界を迎えた。そしてやはり1名の嘔吐者が出たという。3作目は、聖夜を祝うマイルズ郡の住民たちを、アート・ザ・クラウンがみたび恐怖と絶望のどん底に陥れる、というストーリー。
この度解禁された本国版ティザー映像は、音程が外れた「きよしこの夜」が流れる中、静まり返った夜の子供部屋を映した場面から始まる。部屋には可愛らしいおもちゃが並び、窓の外はしんしんと雪が降っている。その部屋には小さな女の子が一人ベッドで眠っていたが、小さな物音が聞こえたのか目を覚ましてしまう。その後、クマのぬいぐるみを抱いて、恐る恐る階下の様子を見に行く女の子。そこで目にしたのは、クリスマスツリーの前にきれいな包み紙でラッピングされたプレゼントと思われる箱を置いているサンタの後ろ姿だった! 喜んで「サンタさん!」と呼びかける女の子。しかし、それはサンタではなく……。場面が切り替わるとそこは血の海。何かを飲み食いしながら“カンパ~イ!”とご満悦なアート・ザ・クラウンがいたのだった。
監督は独学で特殊効果、特殊メイク、特殊造形を学び、『テリファー』(16)で長編初監督デビューを果たし、以降ファンから熱狂的な支持を受けるダミアン・レオーネ。主演は『テリファー 終わらない惨劇』のローレン・ラベラが続投し、世界的ホラーアイコンとなったアート・ザ・クラウンはもちろんデヴィッド・ハワード・ソーントンが演じている。日本では11月29日(金)(=いい肉の日)より、TOHOシネマズ 新宿ほか全国公開。
監督・脚本:ダミアン・レオーネ
出演:ローレン・ラベラ、デヴィッド・ハワード・ソーントン、サマンサ・スカフィディ、エリオット・フラム、ダニエル・ローバック、クリス・ジェリコほか
2024年/アメリカ/英語/121分/カラー/宣伝:ガイエ/配給:プルーク、エクストリームフィルム
©Terrifier 3 LLC, 2024
公式HP:terrifier-movie.jp X:@terrifier_movie Instagram:@terrifier_jp TikTok:@extreme__film
2位「野生の島のロズ」
2位は前週1位の「野生の島のロズ」(原題:The Wild Robot)で、興収382万ドル(約5億6967万円)だった。
同作は、2024年のピーター・ブラウンの『野生のロボット』シリーズを原作としたアメリカ合衆国のアニメーションSFサバイバル映画。船が難破して無人島に取り残されたロボットのROZZUM134(ロズ)が、過酷な環境を生き抜くため、島の動物たちと絆を深め、虎児となったが帖の赤ちゃんの親代わりになっていく。クリス・サンダースの監督・脚本で、ロズの声にルピタ・ニヨンゴのほかペドロ・パスカル、キット・コナー、キャサリン・オハラ、マーク・ハミルなどの出演。日本は2025年2月7日公開。
3位「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」
3位は前週初登場1位の「ジョーカー:フォリ・ア・ドゥ」(原題:Joker: Folie à Deux)で、興収が220万ドル(約3億2808万円)だった。
同作は、ホアキン・フェニックスがアカデミー賞主演男優賞を受賞した「ジョーカー」(19)の続編で、前作から2年後、病院に収容されたジョーカーことアーサー・フレック(ホアキン・フェニックス)が、同じ病院に収容されていた謎の女リー・クインゼル(レディ―・ガガ)と恋に落ち、彼女とともに狂乱が世界に伝播していく。「フォリ・ア・ドゥ」はフランス語で「二人狂い」の意味。フェニックスとガガのほかに、ブレンダン・グリーン、キャサリン・キーナー、ザジー・ビーツなどのキャスト。監督は前作に引き続きトッド・フィリップ。日本は10月11日より公開中。
4位「ビートルジュース ビートルジュース」
3位は前週3位の「ビートルジュース ビートルジュース」で195万ドル(約2億9080万円)の興収だった。。
同作は、ティム・バートン監督の「ビートルジュース」の続編で、ビートルジュース役のマイケル・キートンやウィノナ・ライダー、キャサリン・オハラが前作に引き卯月出演している。ブラッド・ピットがバートン監督らと製作に名を連ねている。
「チャーリーとチョコレート工場」など、ポップでダークな世界観で人気のバートン監督が、奇抜なキャラ満載の「死後の世界」を描く。第81回ベネチア国際映画祭のオープニング作品にも選ばれた話題作。日本は9月27日より公開中。
5位「Piece by Peiece」
5位は、アニメ映画「Piece by Peiece」で興収149万ドル(約2億2220万円)だった。
同作は、米シンガーソングライター、ファレル・ウィリアムズの人生と音楽活動を描く伝記コメディドラマ。モーガン・ネヴィルが共同プロデュースと監督を務め、ウイリアムズとネヴィルのほか、グウェン・ステファニー、ケンドリック・ラマ―、ジャスティン・ティンバーレイク、ジェイ・Z,、スヌープ・ドックが声優として出演している。