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映画
映画「チルド」 コンビニの日常が狂い始める新感覚ホラー
(2026年7月17日10:00)

第76回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した、染谷将太主演、唐田えりか、西村まさ彦共演の新感覚コンビニエンス・ホラー「チルド」(岩崎裕介監督)が17日、公開になった。
2022年に設立され、設立からわずか数年で、ロッテルダム国際映画祭やクレルモン=フェラン国際短編映画祭、サンフランシスコ国際映画祭をはじめ、10以上の国際映画祭に選出される作品を次々と生み出してきた国内外で高い評価を受ける映画レーベル「NOTHING NEW」。
そのNOTHING NEWによる実写長編第1作目となる『チルド』は、第76回ベルリン国際映画祭フォーラム部門へ正式出品し、国際映画批評家連盟(FIPRESCI)賞を受賞した。
コンビニという日常的な空間を舞台に、人間と社会の歪みを静かに、そして鋭く炙り出し、国際映画祭ディレクターからも強い評価を受け、早くも国内外で注目を集めている話題作。






主演には『ヒミズ』や『寄生獣』、『爆弾』など数々の話題作に出演し、高い演技力が評価される染谷将太。さらに『寝ても覚めても』や「極悪女王」などに出演し、国内外で注目を集める唐田えりか、そして『古畑任三郎』シリーズをはじめ幅広い作品で活躍する西村まさ彦、令和ロマンのくるま、長島竜也など、本作に共鳴したキャストが集結。独特な世界観が広がる、これまでに類を見ない新感覚のホラーが誕生した。
監督は、CMディレクターとしても活躍する岩崎裕介。会話劇を軸に、静的で異物感のある演出を持ち味とし、2024年に発表した脚本・監督作である短編『VOID』はロッテルダム国際映画祭、サンフランシスコ国際映画祭など数々の映画祭に入選し、国内外で多くの注目を集めた。本作『チルド』は初の長編映画監督作品でありながら、第76回ベルリン国際映画祭で国際映画批評家連盟賞を受賞した。
【ストーリー】
東京の片隅にあるコンビニ〈エニーマート倉冨町7丁目店〉。店員の堺(染谷将太)は学生時代に働き始めて以来、気づけば20代のほとんどをこの店で過ごしてきた。レジ打ち。品出し。廃棄処理。スマホゲーム。マッチングアプリ。ただ同じことを繰り返す毎日。コンビニというシステムの中でわずかな乱れも許さず店を支配するオーナー(西村まさ彦)。
しかし新人アルバイト・小河(唐田えりか)が現れたことで、店の均衡は静かに崩れ始める。やがてその歪みは、静かに、確実に、コンビニを極限の空間へと変容させていく。
【見どころ+】
身近なコンビニを舞台に、そこで働く店員、経営者らが日々のルーティンを繰り返すうちに、次第に歯車が狂い始め、やがて思いもよらない大惨事を引き起こしていくというストーリー展開が斬新だ。店員の堺(染谷将太)は毎日決まった商品を扱い、レジを打ち、商品を補充するシステマティックな作業を繰り返し、無表情な中に無力感を漂わせている。オフの時間にマッチングアプリで女性と会っては話をするが、思うような女性とは会えていない。そしてオーナー(西村まさ彦)は、従業員たちに朝礼で店の規則を復唱させ、規則で厳しく管理し、従業員たちはそれに表面的には逆らうこともなく、コンビニ店の日常が流れてゆく前半。そして、新人アルバイトの小河(唐田えりか)が入ってきて、オーナーの方針に疑問を持ち、批判したり自己主張をすることで波乱が起きて行く後半のドラスティックでホラーな展開が見どころになっている。染谷が無表情に客に対応して仕事をこなしていくコンビニ店員をリアルに演じ、唐田が管理体制に反発して自己主張をしていく新入りのアルバイト店員を熱演。そしてオーナー役の西村の従業員への不気味な接し方、「管理」への偏執などを独特のセリフ回しで怪演を見せている。コンビに限らず、社会の日常に潜む危うさや、人間関係が軋み沸点に達した時に起きる可能性がある暴発やカタストロフィーの危険性を斬新なストーリーと映像で描く意欲作になっている。
【クレジット】
出演:染谷将太 唐田えりか 西村まさ彦 くるま 長島竜也
監督・脚本:岩崎裕介
プロデューサー:林健太郎 下條友里 井上淳
企画・プロデュース:NOTHING NEW
制作プロダクション:東北新社
配給:NOTHING NEW
コピーライト表記:©『チルド』製作委員会 (NOTHING NEW・東北新社)
タイトル表記 :邦題:チルド/洋題:AnyMart
公式サイト :https://nothingnew.film/chilled_anymart/
2026年7月17日(金)よりテアトル新宿、ヒューマントラストシネマ渋谷、テアトル梅田ほか全国で公開