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映画
岩井俊二監督完全監修「スワロウテイル 4Kリマスター」30年のときを経て甦る
(2026年7月27日19:30)

岩井俊二監督の伝説の名作「スワロウテイル」が、岩井監督完全監修のもと、4Kリマスター、Dolby Atoms版で30年のときを経て甦り、「スワロウテイル 4Kリマスター」として9月4日より、TOHOシネマズ日比谷ほかにて全国公開になることが決定。併せて4K版予告編、新規場面写真、岩井監督のコメント映像が解禁になった。
『Love Letter』『リリイ・シュシュのすべて』『花とアリス』『リップヴァンウィンクルの花嫁』『キリエのうた』など数々の傑作を世に送り続ける映画監督、岩井俊二。今から30年前の 1996年9月14日に公開されるやその独創的な世界観に熱狂する者たちが続出し、今もなお強い支持を集める伝説的傑作『スワロウテイル』。
公開当時33歳の若手映像作家だった岩井俊二が『Love Letter』に続いて世に放った長編映画第 2 作『スワロウテイル』。先んじて2025年の東京国際映画祭にて4K版が上映されたが、この度公開となる『スワロウテイル 4K リマスター』は、この 東京国際映画祭上映バージョンにさらにブラッシュアップを重ねたものとなる。
『スワロウテイル』は、かつて“円”が世界で一番力を持っていた頃の架空都市を舞台にした物語。いつかのゴールドラッシュのような輝きを放つその街を移民たちは“円都(イェンタウン)”と呼び、一方で日本人はこの名前を忌み嫌い、移民たちを“円盗(イェンタウン)”と呼んで蔑んでいた。そんな街で、母を亡くした少女と、歌手を夢見て上海からやってきたイェンタウンの娼婦グリ コが出会う。名もなき少女は胸にアゲハ蝶のタトゥーを彫っているグリコに”アゲハ”と名付けられ、上海出身のフェイホン、謎め いた男ランらが集うなんでも屋「青空」で働き始めるのだった。
三上博史、Chara、伊藤歩、江口洋介、アンディ・ホイ、渡部篤郎、山口智子、大塚寧々、桃井かおりといった豪華キャストが集結。英語・中国語・日本語が入り混じる混沌の世界観の中、夢を追う者たちの輝きをエネルギッシュに体現している。この危険で妖しくも、多くの者たちをひきつける無国籍都市=円都(イェンタウン)を文字通り”作りあげた”スタッフには、撮影の篠田昇、照明の中村裕樹、美術の種田洋平らが集結した。そして、音楽監督・小林武史が手掛けた劇中のバンド”YEN TOWN BAND”の名曲の数々は、公開から30年を経てもなお我々の心をつかんで離さない。
今回解禁となった予告編は、本編と同じく岩井監督の監修のもとに制作された全く新しい4K版新予告。「むかしむかし“円”が世界で一番強かった頃 その街は移民たちであふれ 移民たちはこう呼んだ――“円都(イェンタウン)”」という印象的なナレーシ ョンから幕を開ける。
イェンタウンの娼婦・グリコ(Chara)、名もなき少女・アゲハ(伊藤 歩)、上海出身のフェイホン(三上博史)、中国系マフィアの若きボスであるリョウ・リャンキ(江口洋 介)、謎めいた男ラン(渡部篤郎)ら、異国の地=日本の“円都(イェンタウン)”で力強 く生き抜く移民たちの姿を、鮮やかによみがえった4Kリマスター映像と唯一無二の音楽が圧倒的な没入感で映し出す。
予告のクライマックスでは、YEN TOWN BAND のボーカル=グリコ役の Chara 自らが歌う不朽の名曲「Swallowtail Butterfly ~あいのうた~」が響き渡り、作 品世界をより一層ドラマティックに彩る。
この予告編解禁にあわせ、岩井俊二監督によるコメント映像も到着。約30年の時を経て4Kリマスターとしてスクリーンによみがえった本作への想いや、いま改めて 作品と向き合う現在の心境を語った、映像としては初となる貴重なコメント映像となっている。

さらにこの度、7月24日(金)午前10時から本作のムビチケ前売券(オンライン)の発売が開始になった。購入者には、蝶のビジュアルを配置したスマホ用の「スペシャル壁紙」が特典として付与される。
ムビチケ販売ページ(7 月 24 日 AM10 時販売開始) https://ticket.moviewalker.jp/film/093673?from=official











【STORY】
むかしむかし、“円”が世界で一番強かった頃、いつかのゴールドラッシュのようなその街を、 移民たちは“円都(イェンタウン)”と呼んだ。でも日本人はこの名前を忌み嫌い、逆に移民たちを “円盗(イェンタウン)”と呼んで蔑んだ。 ここは円の都、イェンタウン。円で夢が叶う、夢の都。…そしてこれは、円を掘りにイェンタウンにやって来た、イェンタウンたちの物語。 娼婦の母が死に、たらい回しにされた少女(伊藤歩)は、 歌手を夢見る上海から来た“イェンタウン”の娼婦グリコ(Chara)に拾われる。 胸にアゲハ蝶のタトゥーを彫っているグリコは、名の無い少女に <アゲハ>と名づけた。やがてアゲハは、グリコに魅かれている上海出身のフェイホン(三上博史)、 謎の男ラン(渡部篤郎)たちが集う なんでも屋「青空」で働きはじめる。 そんなある夜、アゲハはグリコの客である葛飾組の須藤(塩見三省)におそわれるが、 間一髪のところ隣人の元ボクサーに救われる。 そのままマンションから落下し死亡した須藤の腹からは、名曲「マイウェイ」が収録された カセットテープが。このテープの中身は、一万円札の磁気データなのだった。
【CAST/STAFF】
ヒオ・フェイホン:三上博史 グリコ:Chara アゲハ:伊藤 歩 リョウ・リャンキ:江口洋介 マオフウ:アンディ・ホイ ラン:渡部篤郎 シェンメイ:山口智子 レイコ:大塚寧々 鈴木野:桃井かおり
プロデュ―ス:河井真也
脚本・監督:岩井俊二
音楽:小林武史 “Swallowtail Butterfly 〜あいのうた〜”YEN TOWN BAND(プロデュース:小林武史 ボーカル: Chara)
原作:『スワロウテイル』岩井俊二著(角川文庫/KADOKAWA 刊)
撮影:篠田 昇 照明:中村裕樹 美術:種田陽平 CG ディレクター:原田大三郎
製作委員会: 株式会社 OORONG-SHA/株式会社ポニーキャニオン/ 株式会社フジテレビジョン/株式会社 KADOKAWA/ アスミック・エース株式会社/メモリーテック株式会社 製作プロダクション:ロックウェルアイズ
配給:ポニーキャニオン
日本初公開日:1996 年 9 月 14 日/148 分/日本/カラー
©SWALLOWTAIL PRODUCTION COMM
2026年9月4日(金)より TOHO シネマズ日比谷他 全国公開
■『undo + PiCNiC 4K リマスター』 9月25日(金)よりTOHOシネマズ日比谷他全国公開 (※2本立て上映)
『スワロウテイル 4Kリマスター』に続き、岩井俊二監督ファンへ嬉しいニュースが到着した。それぞれ1994年、1996年に初公開された岩井監督の初期を代表する異色の2作品『undo』(94)、『PiCNiC』(96)が、4Kリマスター版として新たに生まれ変わり、9 月 25 日(金)よりTOHO シネマズ日比谷ほかにて全国公 開されることが決定した。
『undo』は、1994年10 月、シネスイッチ銀座にて1週間限定公開されるや否やレイトショーながら連日長蛇の列が発生し銀座を騒然とさせ、さらに95年8月のテアトル新宿のロードショーでも劇場動員記録を塗り替え再上映を求める問い合わせが殺到したカルト的傑作。
そして、1994 年の夏に撮影されながら 1996年6月に公開されるまで、その存在が伝説と化していた傑作であり、後の『スワロウテイル』へとつながる岩井監督×Chara初タッグ作品『PiCNiC』。
『スワロウテイル 4K リマスター』の公開から3 週間後、岩井俊二監督のフィルモグラフィーにおいて異色の輝きを放つ初期作品が4Kリマスター化され、スクリーンに帰還する。
さらに、本発表にあわせて岩井俊二監督のコメントも到着。当時の『undo』『PiCNiC』制作の背景や、極めて実験 的な 2 作品の 4K リマスター化について言葉を寄せた。
岩井俊二監督コメント
当時、ドラマや映画ではできない、ちょっと変わった企画というお題目の下 とにかく自由に、クリエイティブの翼を広げて創作したのが、『undo』と『PiCNiC』でした。改めて見返してみると、ここまでカルト的な作品は、意外とあ んまり作ってこなかったなと、もっと作るべきだな、とそんな思いにさせられました。 撮影が 16mm で、かつ実験的に増感現像や減感現像を施してもいて、リマスタ ー作業も苦心しましたが、納得できる仕上がりになりました。改めてみなさんの目にどう映るか非常に楽しみです。
■『undo 4K リマスター』

アトリエのような住まいで暮らす萌実(山口智子)と由起夫(豊川悦司)。 ある時、萌実は身の回りの物をヒモで縛りつけるという不可解な行動をとるようになる。ペット の亀を縛り、編み物をする自らの手を縛る萌実を危惧し、萌実を精神科医(田口トモロヲ)のも とへ連れて行く由起夫。診察を受けたところ“強迫性緊縛症候群"の診断を下された。症状は進 行し、萌実はついに目に見えないものまで縛り始めるのだった。
脚本・監督:岩井俊二
撮影:篠田昇
美術:細石照美
音楽:REMEDIOS
出演:山口智子、豊川悦司
1995 年 / 日本 / カラー / 47 分
©FUJI TELEVISION/PONY CANYON
■『PiCNiC 4K リマスター』

どんよりとした街にたたずむ精神病院で出会ったココとツムジとサトル。 施設を取り囲む塀の外に出ることを禁じられていた三人だったが、「塀の外に出なきゃいいんでしょ。塀の上なら、いいのよ」と いうココの提案に、塀の上をつたい街中へと歩き始めるのだった。 地球の最後を見届けるために―。
脚本・監督:岩井俊二
撮影:篠田昇
照明:隅田浩行
美術:細石照美
音楽:REMEDIOS
出演:Chara、浅野忠信、橋爪浩一
1996 年 / 日本 / カラー / 68 分
©FUJI TELEVISION/PONY CANYON
『undo 4K リマスター』『PiCNiC 4K リマスター』
9月25日(金)より TOHO シネマズ日比谷他 全国公開
( ※『undo 4K リマスター』と『PiCNiC 4K リマスター』同時上映