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巨人衝撃 坂本と大城がコロナ感染 監督・選手・スタッフもPCR検査でさらに感染者浮上の可能性?

(2020年6月3日)

巨人の坂本と大城がコロナ感染 感染経路は不明 第3の感染者浮上の可能性は?
(コロナに感染していた坂本㊧と大城=インスタグラムから)

巨人は3日、キャプテンの坂本勇人内野手(31)とキャッチャーの大城卓三選手(27)が新型コロナウイルスのPCR検査で陽性だったことが確認されたことを発表した。東京ドームで同日午後2時から予定されていた西武との練習試合は中止された。19日の公式戦開幕を前に2日から練習試合を開始した矢先の主力選手コロナ感染に激震が走った。

巨人は先月末に選手やスタッフが過去にコロナに感染したことがあるかどうかを調べる抗体検査を行ったところ4人の選手、スタッフが感染歴を示すとされる抗体が確認されたという。そのため4人は2日PCR検査を受けたところ3日朝になって、坂本と大城がコロナ感染が陽性と確認されたという。

最近の2週間、坂本は先月29日に友人と昼食を、大城は先月28日にチームメイトの2人と夕食を取った以外は外食も夜の外出もしてなく、自宅と球場の往復だったという。感染経路は今のところ分かっていないという。2人とも無症状で2日の西武との練習試合に出場しており、コロナ陽性と聞いて驚いていたという。2人はPCR検査を毎日受けて陰性が確認されればチームに合流するという。

■接触者26人だけでなく1軍選手・監督・コーチらもPCR検査

巨人は3日の西武との練習試合を急きょ中止にして、2人と接触が多かったとみられる26人に同日夕方、都内の医療機関でPCR検査を実施。それ以外の1軍選手や監督、コーチらも4日午前中にPCR検査を実施するという。結果によってはさらにコロナ陽性の選手などが出る可能性も捨てきれない。

巨人の発表によると、新型コロナウイルス対策を協議する「対策連絡会議」の専門チームの賀来満夫座長は2人の感染について「IgG抗体が確認されていることから、感染から回復してかなり時間がたったと思われる。そのため、他人に感染させるリスクは高くないと推察されるが、感染防止のために練習試合を中止、濃厚接触者を特定してPCR検査を実施するという慎重な判断をしたことは支持する」という見解を示しているという。開幕まで2週間と迫った中での坂本、大城のコロナ感染の影響が心配される。

坂本は青森の光星学院高校(現・八戸学院光星高校)から1983年にドラフト1位で入団。所とのレギュラーに定着して活躍し26歳で巨人のキャプテンに就任。昨年は3割、40ホーマーを記録して5年ぶりの巨人のリーグ優勝に貢献し、セリーグのMVPに選ばれた。
大城は沖縄県出身。社会人のNTT西日本から1994年にドラフト3位で入団。今年は正捕手を目指していた。 プロ野球では3月に阪神の藤浪晋太郎投手(26)ら3選手が感染した。

■J1では名古屋グランパス・金崎夢が感染

7月4日に再開が決まったサッカーのJ1リーグでは、元日本代表FWで名古屋グランパス所属の金崎夢(31)が、新型コロナウイルスに感染したことが2日、発表された。
金崎は5月29日の練習後に38.5度の発熱と頭痛、倦怠感を訴えたという。翌日から2日間は自宅で静養し、同31日には36.2度と平熱に下がったが1日朝に38度と再び発熱。頭痛と倦怠感もあったという。愛知県内の病院でPCR検査を受け、6月2日に新型コロナウイルスの陽性反応が出た。2日夜に平熱に戻ったが愛知県内の病院に入院して療養しているという。