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巨人の坂本と大城 PCR再検査で陰性 2人の接触者26人も陰性

(2020年6月4日)

巨人の坂本と大城 PCR再検査で陰性 2人の接触者26人も陰性
(コロナ陰性になった坂本㊧と大城=インスタグラムから)

新型コロナウイルスに感染したことが確認された巨人のキャプテンの坂本勇人内野手(31)とキャッチャーの山城卓三選手(27)が3日に改めて実施したPCR検査で陰性と判定されたことが分かった。19日の公式戦開幕を前に主力選手コロナ感染に激震が走ったが、その後の陰性判定で早期復帰の可能性も出てきた。また2人の濃厚接触者の26人全員が陰性だったという。先輩の元巨人投手・上原浩治氏は3日、ツイッターで「厄介な敵やな、コロナっていうやつは…」と後輩たちを心配していた。

2人は2日午後に受けたPCR検査の結果が3日朝に出て陽性と判定された。ただ新型コロナウイルス遺伝子量(CT値)は微量で、正常値ぎりぎりの「微陽性」だったという。また2人とも回復を示す「IgG抗体」を持っていることから、専門家は2人とも感染から回復した後、かなりの時間がたっているとの見解を示していたという。2人とも無症状だった。

2人は3日、都内の医療機関に入院して同日午後にPCR検査を受け、その結果が4日に出て今度は陰性だったという。球団は、陰性の判定が続けば、今後、できるだけ早い時期にチームに合流させるとしている。早期復帰の可能性もあるとみられる。

さらに、2人と「1m以内で15分以上会話をした」濃厚接触者9人と接触があった17人の計26人もPCR検査で陰性だったという。巨人は2人のコロナ陽性を受けて3日の西武との練習試合を急きょ中止にして、2人と接触が多かったとみられる26人に同日夕方、都内の医療機関でPCR検査を実施。それ以外の1軍選手や監督、コーチらも4日午前中にPCR検査を実施したという。

■上原氏コロナ感染の後輩選手に“心配ツイート”

元巨人の投手・上原浩治氏(45)は3日、ツイッターで「無症状だったら、いつどこでって分からないよなぁ。回復してから、かなりの時間がたってるみたいで…。夜の街を出歩いたわけでもないし。検査しないと分からないよね。厄介な敵やな、コロナっていうやつは…」と後輩を心配するコメントをつづっていた。

コロナに感染しても無症状で気付かないうちに回復してしまうケースもあることが改めて分かった格好だ。抗体検査で初めて過去の感染歴が判明したわけで、今後はプロスポーツ選手に限らず、無症状でも抗体検査やPCR検査を受けられるような体制を整備することが必要なのではないだろうか。