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ジョージ・フロイドさん暴行死事件で元警官が初公判 保釈金は125万ドル

(2020年6月9日)

ジョージ・フロイドさん暴行死事件で元警官の初公判 保釈金は125万ドル
(ショーヴィン被告の初公判を報じる米サイト「TMZ」)

黒人男性ジョージ・フロイドさん(46)の首を膝で押さえつけて死亡させた第2級殺人罪で訴追された元ミネアポリスの警官デレク・ショーヴィン被告(44)に対する初公判が8日(現地時間)、現地の裁判所で開かれ、保釈金は125万ドル(約1億3500万円)に設定された。

米芸能サイト「TMZ」によると、デレク・ショーヴィン被告の初公判は米ミネソタ州ヘネピン郡の裁判所で行われた。同被告は刑務所からのビデオ電話を介して判事の尋問に答えた。判事は保釈金を125万ドルに設定したという。

オレンジ色のジャンプスーツと白いTシャツを着た同被告は、自分の名前と住所を述べ、判事からの質問に答えた。その中でまだ自宅に銃を持っていることを明らかにした。判事は、今後警察や法執行機関の仕事をしないこと、銃器を持たないこと、フロイドさんの家族と接触しないなどの保釈条件に同意すれば、保釈金を100万ドル(約1億800万ドル)に減額すると告げたという。ショーヴィン被告の代理人弁護士、エリック・J・ネルソン氏は、検察側に証拠を提出するよう求めたという。

ショーヴィン被告はフロイドさんの死の4日後の5月29日(現地時間)に逮捕され、ヘネピン郡検事局は当初第3級殺人と第2級過失致死で訴追した。しかし、ミネソタ州のキース・エリソン司法長官は、より重い第二級殺人に変更。最高で禁固40年の可能性があるという。

現場にいた他の3人の元警官J.アレクサンダー・クエン、トーマス・レーン、トウ・タオはそれぞれ第二級殺人幇助と第二級過失致死の幇助で訴追された。3人は先週初め出廷し、レーンとクエンの弁護士は責任はショーヴィン被告にあると主張したという。4人の元警官野次の公判は6月29日に設定されている。