Plusalphatodayツイッター

トランプ大統領がツイッターで回復アピールも「今後の数日間が正念場」「酸素吸入」報道も

(2020年10月4日12:45)

コロナに感染してウォルターリード医療センターに入院したトランプ米大統領は3日(現地時間)、ツイッターに動画を投稿し「気分は良い」「すぐに戻る」と語った。一方で「ここ数日が正念場」とも語っており「酸素吸入報道」や「重症説」も取りざたされるなど予断を許さない状況が続いている可能性も浮上している。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、トランプ大統領は4分間のビデオメッセージをツイッターに投稿して回復をアピールした。ネイビーのブレザーと白いシャツを着て病院内の執務室の机を前に椅子に座り、ウォルターリード医療センターの医療スタッフは「信じられないほど素晴らしい」と賞賛。施設を「世界で最高」と呼び、「良い感じになってきた」「すぐに戻る」などと語った。一方で「今後の数日間が本当の試練だと思うので何が起きるのか見守りたい」と明かした。

「ここに来た時はあまり良くなかったが、今はだいぶ良くなった。私が(仕事に)戻るためにわれわれは懸命に働いている」と語り「私は職務に戻らなければならなりません。アメリカを再び偉大なものにしなければならないからです」といい「すぐに戻ります」と語った。

トランプ大統領は、コロナ感染のパンデミックの間、ホワイトハウスで安全に過ごすように助言されていたが、「閉じ込められたままではいたくなかった」と述べた。「選択の余地はなかった ホワイトハウスには居たくなかった」という。「ホワイトハウスにいて、隔離して、絶対に外に出るな、執務室にも行くな、2階にいて楽しむんだ。人に会うな、人と話すなというが、それはできない」と語った。<br>
「私は前面に出なければならなかった。これがアメリカであり、これが合衆国であり、これが世界で最も偉大な国であり、これが世界で最も強力な国なのです」とマスク着用をしなかったりコロナを軽視したこれまでのコロナ対策の反省の代わりに「アメリかは偉大」を繰り返した。

そして大統領選挙を戦うことを誓い、パンデミックの影響を受けた世界中の何百万人もの人々のために戦っていると述べ「私たちはこのコロナウイルスに打ち勝つつもりだ」と語った。コロナ感染を治療するために現在行われている治療を「神が降りてきた奇跡」と呼んだ。 またメラニア夫人も経過は順調と語った。

米サイト「TMZ」によると、トランプ大統領の主治医のショーン・コンリー医師らは記者会見で「トランプ氏の症状は軽度だった」と述べた。「鼻づまり、咳、熱、そして倦怠感があった」という。トランプ大統領は部屋で仕事をしていて医師に「今日はここから出て行けそうな気がする」と言っていたそうです。またCBSテレビなどがトランプ大統領が2日(現地時間)、医療センターに向かう前に呼吸困難になり酸素吸入を受けたと報じたことに、「金曜日(2日)も今も酸素吸入は行っていない」と否定したという。記者会見には、医師や看護師たちがずらりと並んでいたが、彼らはトランプ大統領の体温がどれほど高かったかなど、多くの質問をかわしたという。
トランプ氏の健康状態に詳しい情報筋が医師の評価に異議を唱えたとの報道もある同情報筋は大統領の状態ははるかに深刻であり決して回復したわけではないと語っているという。ツイッターに投稿された動画の大統領はやつれたようにも見え今後の動向が注目される。