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トランプ大統領が退院 ツイッターで「コロナを恐れるな」と訴える

(2020年10月6日12:10)

新型コロナウイルスに感染したトランプ米大統領(74)が5日夜(日本時間6日朝)、入院していたワシントン近郊のウォルター・リード国立軍事医療センターを退院した。トランプ大統領は2日未明(現地時間)、コロナの検査で陽性判定が出て、高熱と血中酸素濃度低下の症状が見られ酸素吸入を行い、同日夜から同病院に入院していた。退院したトランプ大統領はホワイトハウスに戻りツイッターで「コロナを恐れるな」などと訴えた。一方で前日の顔見世の一時退院パフォーマンスなどに「無責任極まりない行動」(CNN)などと非難の声が上がっている。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、トランプ大統領は、ウォルター・リード国立軍事医療センターで3日間を過ごした後、ホワイトハウスに戻って5日夜(日本時間6日朝)、ツイッターに投稿したビデオメッセージで「コロナウイルスを恐れるな」などと語った。

「私はコロナウイルスについて多くのことを学びました。確かなことは、それにあなたを支配させてはいけない。それを恐れてはいけない。あなたはそれに打ち勝つんだ。我々は最高の医療機器を持っているし、最高の薬を持っている。すべて最近開発されたものだ」と語った。

トランプ大統領は2日(現地時間)、高熱などを発症してホワイトハウスで「ポリクローナル抗体」と酸素吸入を受けた。病院では、抗ウイルス剤レムデシビルとステロイドデキサメタゾンの投与を受けたという。「今は良くなった。そして多分、私は免疫があるのだろう」という。

一方で4日にサプライズで一時退院してSUVの後部座席に乗り病院前に詰めかけたトランプ・サポーターに手を振るパフォーマンスを行ったことに、CNNは「無責任極まりない行動」と批判し、「政治ショーのために人名を危険に位さらした」などと非難の声が上がっている。大統領の病状をめぐっては隠蔽や情報操作が行われたとの報道もある。大統領選が間近に迫る中での焦りなのか。検査で陰性になったという発表もないなかでの退院で、ホワイトハウスで治療継続の可能性も報じられている。