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ビル・ゲイツとメリンダ・ゲイツ夫妻が離婚 夫人が離婚申請「結婚生活が取り返しがつかないほど破綻」

(2021年5月4日12:30)

ビル・ゲイツとメリンダ・ゲイツ夫妻が離婚 夫人が離婚申請「結婚生活が取り返しがつかないほど破綻」
(離婚を発表したゲイツ氏㊧とメリンダ氏=インスタグラムから)

米マイクロソフトの共同創業者ビル・ゲイツ氏(65)と妻のメリンダ・ゲイツ氏(56)が3日(現地時間)、27年間の結婚生活にピリオドを打ち離婚することを発表した。夫人が「結婚生活が取り返しがつかないほど破綻している」として離婚を申請した。共同で運営している慈善団体ビル・アンド・メリンダ・ゲイツ財団は続けるという。ゲイツ氏の資産は1300億ドル(約14兆円)以上といわれている。

米サイト「TMZ」が入手した離婚文書によると、メリンダ氏は、結婚生活が「取り返しのつかないほど破綻している」ことを理由に離婚を申請したという。「分離契約書に記載されている日付で 結婚生活が終了したと判断するよう」求めている。2人は別居したときにその文書に署名したとみられる。分離契約書は通常、結婚生活の終わりに署名されるもので、財産分割の条件を記したものだという。夫妻は婚前契約はしていなかった。またメリンダ氏は配偶者へのサポートを求めていないという。2人は2022年4月に裁判を行うことを求めているが、実際には裁判なしで決着がつくとみられるという。

ゲイツ氏は3日(現地時間)、自身のツイッターに共同声明を投稿して「私たちの関係について熟考し、多くの作業を行った結果、私たちは結婚生活に終止符を打つ決断をしました」と離婚することを発表。「この27年間、私たちは3人の素晴らしい子供たちを育て、すべての人々が健康で生産的な生活を送れるようにするために世界中で活動する財団を築いてきました」と述べている。そして「私たちは、その使命に対する信念を共有し続け、財団での仕事を一緒に続けていきますが、人生の次の段階で夫婦として一緒に成長できるとはもはや思えません。私たちの新しい生活のために家族のプライバシーを尊重していただけるようお願いします」としている。

ビル氏とメリンダ氏は、1987年にニューヨークの展示会で出会ってから交際を始め、彼女はマイクロソフトのマーケティングに携わり、90年代初頭には情報製品のゼネラルマネージャーに任命されました。2人は1994年1月1日にハワイで結婚式を挙げ、メリンダ氏は1996年に退社して家庭に専念していた。2人の間にはジェニファー(25)、ローリー(21)、フィービー(19)の3人の成人した子どもがいて、ワシントン州メディナにあるワシントン湖を見下ろす、「ザナドゥ2.0」と名付けられた豪邸に住んでいた。

2000年にビル&メリンダ・ゲイツ財団を設立して以来、2人は慈善活動にも力を入れていて2014年には280億ドル(約3兆円)を寄付したといわれています。2020年末に新型コロナウイルス対策のために2億5000万ドル(約272億5000万円)の寄付をしたという。ゲイツ氏の資産は1300億ドル(約14兆円)以上といわれており、財産分与がどうなるのか注目される。