米銃撃事件のロバート・クリモ容疑者、「10代の性人形」の不穏な画像や人種差別、反ユダヤ主義の投稿をしていた

(2022年7月7日12:15)

米銃撃事件のロバート・クリモ容疑者、「10代の性人形」の不穏な画像や人種差別、反ユダヤ主義の投稿をしていた
ロバート・クリモ容疑者のマグショット

米ハイランドパーク銃乱射事件の容疑者ロバート・クリモ(21)が、ネットの掲示板に「10代の性人形」の不気味な画像や、人種差別、反ユダヤ主義、アジア人差別の発言を投稿していたことがわかった。米メディアが報じた。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、7月4日の独立記念日のパレードで参加者に向けて無差別に乱射し、7人を殺害し、40人以上を負傷させたクリモは5日(現地時間)、7件の第一級殺人で起訴された。

クリモは、「Awake47」という名前でネット掲示板「ドキュメンティング・リアリティ」に投稿し、「ソフィー」と呼ぶ10代の性人形(ラブドール)との不気味な関係を書き込んでいたという。2020年6月に投稿した写真の1枚には、車の助手席に人形が座り、シートベルトを締めている様子が写っていた。後部座席には少なくとも4体のテディベア、車の後部ダッシュボードにはドナルド・トランプの首振り人形が入っていたという。

米銃撃事件のロバート・クリモ容疑者、「10代の性人形」の不穏な画像や人種差別、反ユダヤ主義の投稿をしていた
クリモが投稿した人形の車中画像(Awakw47/Reddit)

クリモが投稿した画像のもうひとつは、「ソフィーは自分を殺した」とのタイトルで、人形がクローゼットの中で首を吊っている様子が写っていた。「なぜなのか理解できない」 とクリモは書きこみ「ソフィー2020.7.1 - 2020.7.22」 と付け加えている。

米銃撃事件のロバート・クリモ容疑者、「10代の性人形」の不穏な画像や人種差別、反ユダヤ主義の投稿をしていた
クリモが投稿したクローゼットの人形の画像(Awakw47/Reddit)

さらに、クリモは、同掲示板に¥に人種差別的・反ユダヤ的・反アジア的なメッセージを投稿していた。
6月25日午前0時過ぎ(現地時間)に「計算が狂っている。600万人のユダヤ人の管理というのは意味不明だが、私はただの知恵遅れだ」と投稿。6月28日(同)には「黒人をまとめて排除すればいい」、7月2日(同)には「(アジア人は)ガスを浴びせてから洗えばいい」などと書き込んでいた。

「ドキュメンティング・リアリティ」の創設者でサイトの管理者のクリス・ウィルソン氏は、同紙に、「これは、われわれがこれまで扱ってきたことではありません。彼はサイトのメンバーだった。起こったことは恐ろしいことだと思うし、私は当局に全面的に協力している」 と述べた。

米国で相次ぐ銃乱射事件の背景に、合法的に殺傷力の高いライフル銃も買える銃社会の問題、人種差別やアジア人虐待、ネオナチも台頭する米国の闇が浮上している。