ビヨンセ、ハリス副大統領の選挙戦で「フリーダム」の使用を許可しハリス支持を示す

(2024年7月24日10:00)

ビヨンセ、ハリス副大統領の選挙戦で「フリーダム」の使用を許可しハリス支持を示す
ハリス氏に「フリーダム」の使用を許可したビヨンセ(Instagram/@beyonce)

米人気歌手ビヨンセが、カマラ・ハリス副大統領への支持を示すために、彼女のヒット曲「フリーダム」をハリス氏の大統領選の選挙キャンペーンで使用する許可を与えたことが分かった。米メディアが報じた。

米Page Sixによると、ハリス氏のチームは22日(現地時間)、ビヨンセの代理人に連絡を取り、ビヨンセの2016年の大ヒットアルバム「レモネード」に収録されているケンドリック・ラマーをフィーチャーした「フリーダム」を選挙キャンペーンに使用することの許諾を求めた。ビヨンセは、自身の音楽が自身の事業以外で使用されることをめったに許さないが、22日夜にハリス氏が米デリー州ウィルミントンで行う集会で同曲を使用できるようにすぐにOKしたという。ハリス氏は同集会で同曲に合わせて登場したという。
「フリーダム」は、「自由よ私を解放して」「私は走り続ける なぜなら勝者はあきらめない」などと自由(フリーダム)を求めて力強く前進することをビヨンセが歌い上げている。2020年に黒人男性ジョージ・フロイドさんが白人警官位sつがいされて事件をきっかえに全米に広がった「#Black Lives Matter](黒人の命も大切だ)の抗議デモのテーマ曲にもなった。

ビヨンセは2012年の大統領選で民主党のオバマ氏を支持し、翌年の大統領就任式では国歌を歌った。また2016年、ビヨンセと夫のラッパー、ジェイ・Zは、ヒラリー・クリントン候補のための豪華な集会でパフォーマンスを行った。さらに、2020年の大統領選ではインスタグラムの動画でバイデン&ハリスのフェイスマスクを着用し民主党に投票するよう大勢のファンに呼びかけた。

■ジョージ・クルーニーがハリス氏支持を表明

ニューヨーク・タイムズに「バイデン氏では勝てない」とバイデン氏の大統領選からの撤退を求める寄稿(7月10日付)をしていた米俳優ジョージ・クルーニーは23日(現地時間)、米CNNに声明を寄せて、ハリス副大統領を支持することを表明した。

「バイデン大統領は真のリーダーシップとは何かを示した。彼は再び民主主義を救っている」とバイデン氏の撤退宣言を称賛して、「私たちは皆、ハリス副大統領の歴史的な挑戦をサポートするために、できる限りのことをしたいと思っています」とハリス氏支持を表明した。

クルーニーのNYタイムズでの「撤退勧告」は、筋金入りのバイデン支持者から批判の波を巻き起こし、バイデンの残留を熱望するトランプ氏やトランプ支持者の一部からも批判を浴びたというが、バイデン氏撤退の流れを加速した一因となったのは間違いないとみられる。

■マーク・ハミルもハリス支持表明

バイデン氏の撤退に「ジョー・バイデンは、私たちが生きている間、どの大統領も成し遂げられたなかった業績を残した」などとXで称賛した、「スター・ウォーズ」シリーズのマーク・ハミルは、インスタグラムにいハリス氏とのツーショットを投稿して「カマラ氏を今年の党の候補者として全面的に支持・推薦したい。彼の遺産を尊重し、さらに発展させる候補者に投票を」と呼びかけた。