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伊勢谷友介被告が保釈 保釈金500万円 起訴を受け直筆の謝罪コメント発表

(2020年9月30日22:20)

伊勢谷友介被告が保釈 保釈金500万円 起訴を受け直筆の謝罪コメント発表
(保釈された伊勢谷被告=NHK・NEWS WEBから)

大麻取締法違反(所持)の罪で29日起訴された俳優伊勢谷友介被告(44)が30日、保釈された。東京地裁が保釈を認める決定をして、伊勢谷容疑者は保釈保証金500万円を納付して同日夜、勾留されていた東京・江東区の東京湾岸警察署を出た。

伊勢谷被告は黒のスーツに黒のネクタイで髪をオールバックにまとめた姿で正面玄関から出てきて、詰めかけた報道陣の前で「ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と謝罪の言葉を述べ、4秒ほど頭を深く下げて、待機していた関係者の車に乗り込んだ。

伊勢谷被告は8日、東京・目黒区碑文谷の自宅で乾燥大麻4袋(約13・17グラム)を所持したとして警視庁組織犯罪対策5課(組対5課)に現行犯逮捕された。自宅からは大麻を吸引するために使うジョイントと呼ばれる巻き紙約500枚も押収され「大麻は自分が吸うために持っていたもの。日本では法に触れることは理解しています」などと容疑を認めたという。その一方で、入手先については「黙秘する」と供述しなかったという。

伊勢谷容疑者は起訴を受けて29日、弁護人を通じて直筆のコメントを発表。「すべては私自身のおごり、未熟さや愚かさ、役者、および経営者としての責任感の欠如により引き起こした事態です」などと反省の弁をつづった。

■伊勢谷被告の直筆コメント全文「私自身の奢り、未熟さや愚かさ、役者、および経営者としての責任感の欠如により引き起こした事態」

「このたび私、伊勢谷友介の身勝手な行動により、いつも応援してくださるファンの皆様、並びにご支援くださっているすべての関係者、クライアントの皆様を裏切ることになり、多大なるご心配とご迷惑をおかけしましたこと、心から深くお詫び申し上げます。

私は無責任極まりない甘さで、自分をそして自分と一緒に活動してくれている方々を、さらに世間の皆様を裏切ってしまったことを今、留置場にいて、身柄拘束を受ける中で、噛み締めています。

すべては私自身の奢り、未熟さや愚かさ、役者、および経営者としての責任感の欠如により引き起こした事態です。深く反省すると共に、これまでの身分に甘んじることなく、一社会人として社会的制裁をしっかりと受ける所存であり、失われた皆様のご信頼を一日でも早く取り戻せるよう、努力していく覚悟でおります。

あらためて、ファンの皆様、関係者の皆様に重ねて心からおわび申し上げます。伊勢谷友介」

■裁判の行方

起訴された伊勢谷被告は今後東京地裁で裁判が行われ、容疑を認めていることから初公判で結審して検察側の論告求刑が行われ、2回目の公判で判決が言い渡されるとみられる。
判決の行方について「自分で使用していた単純所持での起訴で、初犯ということもあり執行猶予付きの有罪判決になることが予想される。懲役2年・執行猶予3年程度の判決が予想される」(事情通)という。

伊勢谷被告が法廷でどんなことを話すのか注目されるが、いずれにしても、29日発表した反省コメントに沿った形での陳述になるとみられる。一方で、同被告の逮捕をめぐっては元女優の高樹沙耶さん(57)が、自身のツイッターで、「ストレスフリーで生きたい」「カナビス(大麻)はその必要な一つ。多分話題の彼も同じ気がする」と持論を展開して注目を集めていた。また、「医療大麻に関するエビデンスに基づいた開発活動を行う一般社団法人Green Zone Japan」の代表理事 Dr.正高佑志氏はユーチューブのチャンネルで「大麻の非犯罪化」を訴え続けている。日本では違法の大麻だが、米国などでの嗜好品としての大麻合法化を背景に、日本でも大麻解禁論は拡大するのか注目される。