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坂本龍一、直腸がん公表「無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」

(2021年1月22日11:45)

坂本龍一、直腸がん公表「無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」
(直腸がんを公表した坂本龍一=インスタグラムから)

音楽家の坂本龍一(69)が新たに直腸がんを患っていることを21日、公式ホームページで発表した。手術をして現在治療中だという。坂本は2014年7月に中咽頭がんになり治療して復帰していた。

坂本は公式ホームページで「2014年に罹患した中咽頭がんは6年を経て寛解し安堵していましたが、残念ながら、新たに直腸がんがみつかりました。大いに落胆しましたが、すばらしい先生方との出会いもあり、無事手術を終えて現在は治療に励んでいます」と報告した。
「未曽有のパンデミック下で医療機関、医療従事者、関係者のみなさまのご苦労が多いなか、真摯に患者に向き合う姿勢にはただただ頭が下がるばかりです。心より感謝申し上げます」 と医療従事者らに感謝の言葉を述べた上で「このような事情の上にコロナ禍もあり、長距離移動がともなう仕事は困難になりますが、治療を受けながらできる範囲で仕事を続けていくつもりです」と仕事は続けていく意向を明かした。
「とはいえ、場合によっては、キャンセルさせていただく必要があるかもしれません。現在抱えている仕事、プロジェクトに関わるみなさまには多大なご迷惑をおかけすることを深謝いたします」としている。
そして「これからは『がんと生きる』ことになります。もう少しだけ音楽を作りたいと思っていますので、みなさまに見守っていただけたら幸いです」と締めくくった。

坂本は2014年7月に中咽頭がんを公表。活動を休止して治療に専念し2015年8月に映画「母と暮らせば」の音楽を担当して復帰していた。

■坂本龍一(さかもと・りゅういち)
1952年1月17日生まれ。東京都出身。東京芸術大学在学中にスタジオ・ミュージシャンとして活動開始。78年、細野晴臣、高橋幸弘と結成したYMOがブームになる。83年大島渚監督の「戦場のメリークリスマス」に大尉役で出演しデヴィッド・ボウイ、ビートたけしと共演。88年「ラストエンペラー」に出演し音楽も担当し、アカデミー作曲賞を受賞。92年バルセロナオリンピックの開会式の音楽を担当するなど国際的に活躍している。