2021年映画、興収1位は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」102億円 実写1位は嵐ライブ映画

(2022年1月25日22:15)

2021年映画、興収1位は「シン・エヴァンゲリオン劇場版」102億円 実写1位は嵐ライブ映画
「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(公式サイトから)

日本映画製作者連盟(映連)が25日、都内のホテルで「2021年(令和3年)日本映画産業統計」を発表した。昨年の興行収入1位はアニメ映画「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(東宝/東映/カラー配給)の102億8000万円だった。2位は「名探偵コナン 緋色の弾丸」(東宝配給)(76億5000万円)、3位は「竜とそばかすの姫」(東宝)(66億円)とトップ3にアニメ映画が並んだ。興収10億円以上を記録した邦画は32作品に上り回復傾向にあるという。洋画はコロナの影響で対策の公開延期が相次いだこともあり興収10億円いじょうの映画は5本にとどまった。
4位は20年末に活動を休止した嵐のライブ映画「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(堤幸彦監督)で興収45億5000万円を記録し、邦画の実写映画で1位となった。

【邦画】
1位「シン・エヴァンゲリオン劇場版」(東宝/東映/カラー配給)(102億8000万円)
2位「名探偵コナン 緋色の弾丸」(東宝配給)(76億5000万円)
3位「竜とそばかすの姫」(東宝)(66億円)
4位「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」(松竹)(興収45億5000万円)
5位「東京リベンジャーズ」(ワーナー・ブラザース映画配給)(45億円)
6位「るろうに剣心 最終章 The Final」(ワーナー・ブラザース映画配給)(43億5000万円)
7位「新解釈・三國志」(東宝配給)(40億3000万円)
8位「花束みたいな恋をした」(東京テアトル/リトルモア配給)(38億1000万円)
8位「マスカレード・ナイト」(東宝配給)(38億1000万円)
10位「僕のヒーローアカデミア THE MOVIE ワールドヒーローズ ミッション」(東宝配給)(33億9000万円)

【洋画】 洋画では興収10億円を超えた作品は以下の5本にとどまった。
1位「ワイルド・スピード/ジェットブレイク」(東宝東和配給)(36億7000万円)
2位「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」(東宝東和配給)(27億2000万円)
3位「ゴジラVSコング」(東宝配給)(19億円)
4位「映画 モンスターハンター」(12億5000万円)
5位「エターナルズ」(12億円)

2021年の全国映画概況は、入場人員が1億1481万8000人で前年比108。2%だった。興行収入は全体で1618億9300万円(前年比113%)、邦画が1283億3900万円(前年比117%)、洋画は335億5400万円(前年比98.7%)だった。映画館数は2648館で前年の3616館から32館増えた。