マライア・キャリーが元アシスタントに訴えられた裁判で請求棄却を主張

(2019年3月4日)

  • マライア・キャリー
  • マライア・キャリー(Instagram/@mariahcarey)

マライア・キャリー(49)の元アシスタント、リアーナ・シャクナザリアンさんがマライアの元マネージャーから性的暴行やセクシャルハラスメントを受けたとしてマライアと元マネージャーを訴えていた裁判で、マライア側はこのほど、元アシスタントはこの件で過去にマライア側とすでに和解しているとして請求棄却を主張した。

米芸能サイト「The Blast」によると、元アシスタントのシャクナザリアンさんは2015年から17年までの2年間、マライアのアシスタントを務めたときに、元マネージャーのステラ・ブロチニコフさんからお尻やバストを叩かれ「アルメニアの売春婦」などと罵倒されなどと主張。マライアはそれを見ていながら容認していたとして1月16日に2人を相手取ってロサンゼルスの裁判所に提訴した。

その裁判で、マライアはこのほどシャクナザリアンさんに訴訟を取り下げるよう求めて全面的に争う構えを見せたという。その根拠として、2017年にマライアがオーストラリアの富豪ジェームズ・パッカー氏と破局してパッカー氏との間で数百万ドル(数億円)の和解金をもらって和解したときに、シャクナザリアンさんとの間でこの件についてすでに和解が成立していたとして彼女の訴訟は無効だと主張した。

一方、マライアはシャクナザリアンさんに自宅でのプライベートなビデオを無断で撮影され、800万ドル(約8億8000万円)払わないとビデオを公開すると脅されたとして、契約違反とプライバシーの侵害で300万ドル(約3億3000万円)の損害賠償を請求して逆提訴。この裁判では先週シャクナザリアンさんが、マライア側の主張を全面否定して、彼女が主張する損害は第三者によるもので自分に責任はないなどと主張した。
マライアと元アシスタントの“訴訟バトル”はお互い一歩も譲らず泥沼化しそうな雲行きで判事がどう判断するのか注目される。