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第92回アカデミー賞「ハリウッドリポーター」が毎年恒例の予想 ブラッド・ピットとホアキン・フェニックスは”鉄板“

(2020年2月7日)

第92回米アカデミー賞授賞式が10日(現地時間)に迫るなか米「ハリウッドリポーター」の専門家が気になる賞の行方を予想した。主要6部門の受賞の予想はーー。

同誌はブラッド・ピットの助演男優賞とホアキン・フェニックスの主演男優賞は”固い”と予想した。また作品賞と監督賞にノミネートされている韓国映画の「パラサイト」が番狂わせを演じる可能性を指摘した。

【作品賞】「1917 命をかけた伝令」

ノミネートは「フォードVSフェラーリ」「アイリッシュマン」「ジョジョ・ラビット」「ジョーカー」「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語」「マリッジ・ストーリー」「1917 命をかけた伝令」「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「パラサイト 半地下の家族」の9作品。

同誌は「先に行われる賞の結果やアカデミー賞の国際化によって予想が左右されることはないが、PGA(全米製作者組合)、DGA(全米監督協会)、BAFTA(英国アカデミー賞)、Critics’Choice(放送映画批評家協会賞)、ゴールデングローブ賞で「1917 命をかけた伝令」はすでに素晴らしい作品として認められている」と指摘して本命に挙げた。ダークホースとして「パラサイト 半地下の家族」、さらに「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」「ジョジョ・ラビット」に注目した。

【監督賞】サム・メンデス「1917 命をかけた伝令」

マーティン・スコセッシ「アイリッシュマン」
トッド・フィリップス「ジョーカー」
サム・メンデス「1917 命をかけた伝令」
クエンティン・タランティーノ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
ポン・ジュノ「パラサイト 半地下の家族」

「71年のうちの7年を除いてDGA(全米監督協会)の受賞者がアカデミー賞の監督賞も受賞している」ことから、DGAだけでなく放送映画批評家協会賞、ゴールデングローブ賞も受賞している「1917 命をかけた伝令」のサム・メンデス監督がオスカーを獲るだろうと予想した。「パラダイス 半地下の家族」のポン・ジュノ監督がそれに続く指摘した。

【主演男優賞】ホアキン・フェニックス「ジョーカー」

アントニオ・バンデラス「ペイン・アンド・グローリー」
レオナルド・ディカプリオ「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」
アダム・ドライヴァー「マリッジ・ストーリー」
ホアキン・フェニックス「ジョーカー」
ジョナサン・プライス「2人のローマ教皇」

「「ジョーカー」を好きではない人も、ホアキン・フェニックスのアンチヒーローの描写を称賛する。そのことが4度目のノミネートで最初の受賞となることを確実にするだろう」と予想。「マリッジ・ストーリー」のアダム・ドライヴァーが「二番手」だが「彼は自分の番が来るのを待たなければならないだろう」と指摘した。

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That feeling when Joaquin Phoenix earns his fourth Oscar nomination for "Joker."

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【主演女優賞】レネ―・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」

シンシア・エリヴォ「ハリエット」
スカーレット・ヨハンソン「マリッジ・ストーリー」
シアーシャ・ローナン「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語」
シャーリーズ・セロン「スキャンダル」
レネ―・ゼルウィガー「ジュディ 虹の彼方に」

「「ジュディ 虹の彼方に」のレネ―・ゼルウィガーの勝利が数年ぶりのカムバックをもたらすだろう」とレネ―を本命に挙げた。受賞すれば「コールド マウンテン」(2003年)の助演女優賞以来16年ぶり2度目のオスカーになる。彼女のヒットシリーズ「ブリジット・ジョーンズの日記」(2001年)、「シカゴ」(2002年)では主演女優賞にノミネートされた。主演女優賞は初めてになる。「ジュディー」は作品賞にノミネートされてなく、そのことが「マリッジ・ストーリー」のスカーレット・ヨハンソンが番狂わせを演じる可能性を示している」と指摘した。

【助演男優賞】ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

トム・ハンクス「ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド」
アンソニー・ホプキンス「2人のローマ教皇」
アル・パチーノ「アイリッシュマン」
ジョー・ペシ「アイリッシュマン」
ブラッド・ピット「ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド」

「ブラッド・ピットがノミネートされたのは8年ぶり(2011年公開の「マネー・ボール」で主演男優賞にノミネート)になる。これに対して「アイリッシュマン」のジョー・ペシは29年ぶりのノミネート、同作のアル・パチーノが27年ぶり、「2人の教皇」のアンソニー・ホプキンスが22年ぶり、「ア・ビューティフル・デイ・イン・ザ・ネイバーフッド」のトム・ハンクスは19年ぶり」とそうそうたる顔ぶれだが、「魅力的なピットだけがまだ受賞していない。(製作者としては2013年公開の「それでも夜は明ける」で作品賞を受賞)演技での4度目のノミネートはそれを変えるだろう」と予想した。

【助演女優賞】ローラ・ダ―ン「マリッジ・ストーリー」
キャシー・ベィツ「リチャード・ジュエル」
ローラ・ダ―ン「マリッジ・ストーリー」
スカーレット・ヨハンソン「ジョジョ・ラビット」
フォローレンス・ビュー「ストーリー・オブ・マイ・ライフ/私の若草物語」
マーゴット・ロビー「スキャンダル」

「今年はローラ・ダ―ンの年だ」と予想。「「マリッジ・ストーリー」で冷酷な離婚の弁護士を快演してほかの候補者を一掃した。両親の俳優ブルース・ダ―ンとダイアン・ラッドの悲劇(ノミネートはあるが受賞なし)のようにはならず、オスカーのノミネート者を卒業して勝利するだろう」と予想した。

  • 今週のイベント

    2月4日 (火) フィギュアスケート4大陸選手権(~9日、韓国)
    2月6日 (木) 麻薬取締法違反罪に問われた沢尻エリカ被告に判決(東京地裁)
    2月7日 (金) ⛷スキー複合W杯男子個人(~2日)オーストリア・ゼーフェルト) スピードスケート四大陸選手権(~2日)米ミルウォーキー)
    2月8日 (土) ⚽サッカー 富士ゼロックス・スーパー杯 横浜M×神戸(埼玉) 🥋柔道 グランドスラム・パり(~9日、フランス)⛷スキーTVh杯ジャンプ大会(札幌・大倉山) 🥌カーリング 日本選手権(~16日、長野)
    2月9日 (日) 米アカデミー賞授賞式(ロサンゼルス) 大相撲トーナメント(両国国技館)