2022年グラミー賞、オミクロン株の感染急拡大で延期

(2021年1月6日11:30)

2022年グラミー賞、オミクロン株の感染急拡大で延期
グラミー賞のトロフィー(Instagram/@grammyaward2022)

米音楽界の最大の祭典グラミー賞を主催するザ・レコーディング・アカデミーと授賞式を中継するCBSは5日(現地時間)、1月31日に予定されていた第64回グラミー賞授賞式を延期すると発表した。新しい開催日は「近日中に発表する」としている。コロナのオミクロン株の感染急拡大に配慮したとみられる。

米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、ザ・レコーディング・アカデミーは「市や州当局、健康と安全の専門家、アーティストコミュニティ、そして私たちの多くのパートナーと慎重に検討・分析した結果、レコーディングアカデミーとCBSは第64回グラミー賞ショーを延期することにしました」との声明を発表した。

グラミー賞延期のニュースは、新型コロナのオミクロン株の世界的な流行が続く中で発表された。米国では3日(現地時間)に100万人を超える新規感染者を記録したが、これはパンデミック開始以来1日の感染者数の最多記録となった。昨年も1月31日の開催がコロナ禍で3月4日に延期された。

ザ・レコーディング・アカデミーは「音楽コミュニティの人々、ライブの観客、そしてショーの制作に精力的に取り組む何百人もの人々の健康と安全が、私たちの最優先事項であることに変わりはありません。オミクロンの変種をめぐる不確実性を考えると、1月31日にショーを開催することはあまりにも多くのリスクを含んでいます。我々は、近日中に発表されるであろう将来の日付で、音楽の最大の夜を祝うことを楽しみにしています」としている。

2022年グラミー賞ではラッパーのジェイ・Zが総ノミネート数83で最多ノミネートのアーティストとなった。また、主要4部門(アルバム、レコード、ソング・オブ・ザ・イヤー、およびベスト・ニューアーティスト)のノミネート人数を8人から10人に拡大するという、直前のサプライズなルール変更が行われた。