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ハリウッド特急便
ボブ・サゲットさんの死亡調査記録の公開を裁判所が一時停止 遺族の訴え認める
(2021年2月17日10:50)
米フロリダ州オーランドのホテルで急死したコメディアンのボブ・サゲットさんの遺族が、死亡調査記録の公開を停止するよう求めて提訴した裁判で、同州の判事が遺族の請求を認めて死亡記録の公開を一時的に差し止める決定をしたことがわかった。米メディアが報じた。
米紙ニューヨーク・ポスト(電子版)によると、フロリダ州の判事は16日(現地時間)、サゲットさんの事故死の調査に関連する写真やビデオなどの記録の公開を差し止める仮処分を認めた。サゲットさんの未亡人と3人の娘が15日(現地時間)、検死官が記録の公開を停止するようオレンジ郡保安官事務所と地元の検視官を訴えていた。サゲットさんの死亡に関連する記録は州法により「一般への開示が免除されている」と主張。記録を公開することで「極度の精神的苦痛、苦悩、精神的苦痛という取り返しのつかない損害をもたらす」と主張した。
同州オレンジ郡巡回裁判所の判事は、「遺族の正当なプライバシー利益と一般市民の開示請求とを比較検討する時間が必要」として、文書の公開を一時的に差し止めることを認めたという。「原告は、一時的な差し止めが認められない場合、重度の精神的苦痛、苦悩、精神的苦痛の形で回復不能な損害を被る」としている。
米人気テレビドラマ「フルハウス」などで知られるサゲットさん(享年65)は、サゲットさんは1月9日(現地時間)、米フロリダ州オーランドのホテルの部屋で死亡しているのが発見された。先週行われた検死で、「目撃されていない転倒」によって頭蓋骨骨折などの「鈍的頭部外傷」を負い、事故死したとされた。
この結論を疑問視する専門家もおり、ある医師はニューヨーク・タイムズ紙に、サゲットさんのけがは「野球のバットを頭に当てたか6メートルから9メートルの高さから落ちた可能性がある」と指摘したという。