クリス・エヴァンス、「バズ・ライトイヤー」の“同性キスシーン”への批判を非難「あの人たちは愚か者だ」

(2022年6月17日12:30)

クリス・エヴァンス、「バズ・ライトイヤー」の“同性キスシーン”への批判を非難「あの人たちは愚か者だ」
クリス・エヴァンス (Instagram/@chrisevans)

クリス・エヴァンス(40)がアニメ映画「バズ・ライトイヤー」の同性キスシーンに一部で批判があることに「あの人たちは愚か者だ」と非難した。エヴァンスは同作で主人公バズの声を担当している。

米サイト「TooFab」によると、エヴァンスは、「トイ・ストーリー」のスピンオフ作品で、おもちゃのバズ・ライトイヤーを主役にした映画「バズ・ライトイヤー」でライトイヤーの声を担当しているが、同作で女性キャラクター2人の同性キスシーンに反発する人たちを「あの人たちは愚か者」だと非難した。

エヴァンスは、17日全米公開(日本7月1日公開)の同作のプロモーションでロイター通信のインタビューに「本当のところ、あの人たちは愚か者なんだ。しかし、そのような人々は、恐竜のように消えていくんだ」と語った。
さらに、「彼らを気にせずに前進し、私たちを人間らしくしてくれる成長を受け入れることが目標だと思う」と付け加えた。

一部の保守派が「同性同士のキスは、幼い子どもたちに影響を与えようとする意図がある」と騒いでいるシーンは、バズの親友で司令官であるウゾ・アドゥバ演じるキャラクター、アリーシャ・ホーソーンと、もう1人の女性キャラクターが演じていて2人は結婚するという。

同性婚は、米国では合法だが、この映画は国際市場で問題に直面しており、サウジアラビア、クウェート、アラブ首長国連邦を含むアジアの一部の国では、このシーンが映画から削除されるという。

エヴァンスは「私たちが目覚めるたびに社会的進歩があり、アメリカの物語、人間の物語は、常に社会的に目覚め、成長するものであり、それが私たちを良いものにしている」と主張した。

プロデュ―サーのガリン・ズースマンは、ディズニーは長期的な同性関係を支持するものの、「急なレズビアンのキスシーン」については躊躇していたという。一時は、このシーンが映画のファイナルカットからカットされたと報じられたが、米フロリダ州の「ゲイと言うな」法案の遅れに批判が広がっているのを受けてこのシーンは復活したという。

ガリンは「私たちはここで一生続く関係を描いています。それは愛情深く、協力的であり、バズが持っていないものを正確に示しています。それがすべてのポイントです。私たち全員が私たちの生活の中でそのような関係を持つことはとても幸運であるはずです」と語った。
エヴァンスは、「キスが復活したことは嬉しいが、それが問題やニュースになることは不満だ」と話した。「目標は、それが当たり前になることであり、これが未知の領域である必要はなく、最終的にはこれが当たり前になり、全面的な表現が映画を作る方法となることです」と訴えた。