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ハリウッド特急便
「エルヴィス」全米で“40億円デビュー”目指す 今週末の米映画興行を米誌が予想
(2022年6月23日12:00)
エルヴィス・プレスリーの伝記映画「エルヴィス」が24日(現地時間)、全米で公開されるが、週末の国内興行デビューは上映館3900館で3000万ドル(約40億円)の興行収入を目標にしているという。(日本は7月1日公開)
米誌「バラエティ」(電子版)によると、「エルヴィス」は週末に3000万ドルの興行収入を目標にしているが、大人の観客を対象としたドラマとしては堅実なスタートだという。ただ、同作の製作費は8500万ドル(約115億円)で、映画の宣伝に費やされた数百万ドルも加えると、「エルヴィス」は夏の間ずっと映画館で歌い続けなければならないだろうと同誌は指摘した
今週末「エルヴィス」と、イーサン・ホーク主演のスリラー映画「ブラック・フォン」(日本7月1日公開)という話題の新作が2本公開になるが、「トップガン マーヴェリック」が公開5週目の週末にこの2本を抜いて興行成績1位に返り咲く可能性があるという。
同作は今週の金曜日から日曜日にかけてさらに3000万ドル(約40億7700万円)から3300万ドル(約44億8000万円)を記録しそうだという。同作は米国内興行収入4億7470万ドル(約645億円)、全世界興行収入9億100万ドル(1224億5000万円)を達成し、米国で今年最高、全世界で2番目の興行収入を記録している。
その他では、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」(日本7月29日公開)が公開3週目の週末に2900万ドルから3000万ドルを追加し、ディズニーのピクサー映画「バズ・ライトイヤー」は2週目の週末に2500万ドル(約34億円)の興収をあげるとみられている。「バズ・ライトイヤー」(日本7月1日公開)は先週末、5100万ドル(約69億3000万円)のデビューを果たした。
同誌は、今週末の全米映画興行の首位争いは、「トップガン マーヴェリック」、「ジュラシック・ワールド/新たなる支配者」、「エルヴィス」の3作品に絞られる可能性があるとしたうえで、ハリウッドにとって、このような競争は、あらゆる年齢層の観客が映画館に戻ってきたことを意味するので、歓迎すべきことである。パンデミック時代になって初めて、興行成績はようやくコロナパンデミック以前の時代に近づきつつあると報じた。