アン・へッシュさん、生命維持装置を解除 臓器提供が決まる

(2022年8月15日10:40)

アン・へッシュさん、生命維持装置を解除 臓器提供が決まる
アン・へッシュさん(Instagram/@anneheche)

交通事故で重傷を負い脳死状態になっていたアン・ヘッシュさん(53 )が14日(現地時間)、生命維持装置を解除されることがわかった。臓器を提供する相手が決まり臓器移植の準備が整ったという。米メディアが報じた。

米サイト「TMZ」によると、アンさんは現地時間17日午後早くにも生命維持装置を外されることになったという。その後臓器移植の処置が開始されるという。アンさんの関係者は複数の臓器が移植されることを認めているが、具体的な内容は明らかにしないという。

アンさんは12日(現地時間)に脳死と宣告された。米カリフォルニア州では、生命維持装置をつけて心臓が動いている状態でも脳死と判定されれば、その人が法的に死亡したとみなされるという。このため米メディアは同日、アンさんが死去したと報じていた。

アンさんは5日(現地時間)、車を運転中に高速で運転して住宅に突っ込み、車は燃え上がり、彼女は大やけどを負うなどして病院に搬送されて治療を受けたが意識を回復することなく脳死状態となった。ロサンゼルス郡の検死官がアンさんの死の状況について検視を行うという。

アンさんの家族の代理人は12日(現地時間)、「私たちは、明るい光、親切で最も楽しい魂、愛する母、そして忠実な友人を失いました。アンは寂しくなりますが、美しい息子たち、彼女の象徴的な作品群、そして情熱的な擁護活動を通して生き続けています。常に自分の真実を貫き、愛と受容のメッセージを広める彼女の勇気は、今後も永続的な影響を与え続けるでしょう」とコメントを発表していた。



アンさんは1969年5月25日生まれ。米オハイオ州オーロラ出身。高校時代からモデルをしながら舞台に立つ。1987年からTVシリーズ「アナザーワールド」に出演してエミー賞を受賞。映画では、「ドニー・ブラスコ」、「ボルケーノ」、「去年の夏、君を追いかけた」、「シックスデイズ・セブンナイツ」、「パラダイスへ帰れ」、「サイコ」リメイク、「ワグ・ザ・ドッグ」などの大作映画に出演しました。

私生活ではバイセクシャルであることを公表し、1997年に人気女性司会者のエレン・デジェネレスと交際宣言して話題を呼んだ。2000年8月に破局。エレンのスタンダップコメディのツアーで知り合ったカメラマンのコールマン・ラフーンと2001年に結婚。男児をもうけたが2007年に離婚を申請し2009年に正式に離婚した。2007年からTVシリーズ「メン・イン・ツリー」で共演したジェームズ・タッパーと交際し2009年に男児を出産したが2018年に破局した。