米ラッパーのテイクオフさん、流れ弾で死亡か　28歳　メンバーが男らと口論になり銃撃事件に発展

米ヒップホップグループ、ミーゴスのラッパーのテイクオフさんが1日（現地時間）、米テキサス州ヒューストンで銃撃されて死亡した事件で、検視官事務所は頭部と胴体を複数回撃たれ死亡したと発表した。

テイクオフさんのマネージャーは「流れ弾」で死亡したと示唆したという。現場でミーゴスのメンバーのクエイヴォがその場にいた男性らと口論になり、銃撃事件に発展したという。

米サイト「TMZ」によると、検視官事務所はテイクオフさんの死因を「頭部と胴体から腕への貫通銃創」と発表した。
テイクオフさんは1日早朝（現地時間）、ヒューストンのボーリング場の外で口論があった後、銃声が鳴り響き銃撃されたとみられている。

TMZが入手した映像では、銃撃が始まる前に、ミーゴスのメンバーのクエイヴォ（31）が男らと口論している様子が映っていた。テイクオフさんはこの激しい口論の間、クエイヴォのすぐ近くに立っていたが、その口論に加わっているようには見えなかったという。 。

バスケットボールのことで口論になり、クエイヴォとみられる男性が「俺はそんな風に倒れないぞ！」と言っていたという。その数秒後、銃声が一回鳴り響き、みんながその場から逃げようと走り出すと合計10発以上の銃声が聞こえ、少なくとも2つの武器から発射されているように聞こえたという。テイクオフさんは頭の近くを撃たれ、クエイヴォと近くに居た人が蘇生させようとしましたが、その場で死亡が確認されたという。

誰がテイクオフさんを銃撃したのかは今のところ不明だが、発砲までの数秒間、銃を持った一人の男の映像も同サイトが入手したという。警察によると、この男は現在、死亡事件の捜査の参考人になっているという

テイクオフさんのマネージャーは、テイクオフさんは「流れ弾で死亡した」ことを示唆したという。
ミーゴスの代理人は1日、「無意味な暴力と流れ弾がこの世からひとつの命を奪い、我々は打ちのめされています」とコメントした。

ヒューストン警察は1日午後に記者会見を開き、23歳の男性と24歳の女性も殴られ、治療のために病院へ行ったことを明らかにした。警察は、銃撃の目撃者のほとんどが現場から逃走したといい、何が起きたのかについて情報提供を呼び掛けているという。