「パイレーツ・オブ・カリビアン」のプロデューサー、ジョニー・デップのシリーズ復帰を熱望

(2022年12 月21日16:45)

「パイレーツ・オブ・カリビアン」のプロデューサー、ジョニー・デップのシリーズ復帰を熱望
ジョニー・デップ㊧とジェリー・ブラッカイマー(Instagram/@johnnydepp_daily/@jerrybruckheimer)

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズのプロデューサー、ジェリー・ブラッカイマー(79)がジョニー・デップ(59)のジャック・スパロウ役復帰を「熱望」していることを明らかにした。元妻アンバー・ハード(36)との名誉棄損裁判で和解が成立したことで復帰の可能性が高まるのか注目される。

米サイト「TooFab」によると、ブラッカイマーは、米誌「The Hollywood Reporter」とのインタビューで、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズにデップが復帰する可能性についての考えを語った。

「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの新作について「とてもいい脚本があるんだ。マーゴット・ロビー主演のものと、若いキャストのものと、2つ開発しました。マーゴット・ロビー主演のものは、もう少しの工夫が必要です。うまくいけば、両方とも実現できるかもしれない」と語った。
ロビーはインタビューで自身が主演のプロジェクトは実現しなかったと語ったが、「僕にとっては生きている。私たちは、この作品が作られることを信じています。非常に強力なストーリーです」と語った。
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そして、最近の裁判の結果を受けて、ディズニーのようなスタジオがパイレーツの続編で再びジョニー・デップを前面に押し出すことはあるのか、との質問に「彼らに聞いてみないとわからない。その質問には答えられない。本当にわからないんだ」としたうえで「私は彼に映画に出演してもらいたいと思っています。彼は友人であり、素晴らしい俳優であり、私たちが行うすべてのことに私生活が入り込むのは残念なことです」とデップの出演を望んでいることを明らかにした。

デップは、元妻アンバー・ハードが2018年12月にワシントンポストに寄稿したエッセイでDV被害について書いた記事を名誉棄損で訴えた裁判で、記事が出た後に「パイレーツ・オブ・カリビアン」の新作の役を降ろされたと主張していた。

デップは、2003年から2017年まで「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの5作品に出演している。
デップは裁判で「ジャック・スパロウ船長は、私が一から作り上げたキャラクターで、もちろん、このキャラクターに多くのものを注ぎ込み、また、これらの映画でこれらの人々と働き、台詞やシーンやジョークの多くを私自身が書き直したものです」と主張していた。「その長い関係、そしてディズニーにとって間違いなく成功した関係の後に、突然、無実が証明されるまで有罪になるということがよく理解できなかったんだ」と述べていた。
そしてシリーズ6作目に参加するよう打診されたことについては、「私の気持ちは、これらのキャラクターが、いわば適切な別れをすることができるようにするべきだということだ。フランチャイズは長くは続かず、そのようなフランチャイズを終わらせる方法があります。私は、キャラクターたちは、フランチャイズを非常に良い形で終わらせるために、その方法を取るに値すると思いました。私はやめるときが来るまで続けるつもりでした」と述べていた。
このデップの発言について、ジャック・スパロウを殺すことはあるのだろうかと聞かれたブラッカイマーは「できないよ。殺そうとしたんだ。でも、うまくいかなかった」と明かした。

「トップガン」の35年ぶりの続編「トップガン:マーヴェリック」のプロデユーサーで、「ミッション・インポッシブル」シリーズ、「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズなどを手掛けるハリウッドの超大物プロデユーサー、ブラッカイマーがデップのシリーズ復帰を望んでいることを明言したことで「パイレーツ・オブ・カリビアン」シリーズの成り行きが注目される。 訴した。