米リアリティ番組のスター、トッド＆ジュリー・クリスリー、連邦刑務所で服役開始　12年と7年の禁固刑

米リアリティ番組のスター、トッド・クリスリー（53）とジュリー・クリスリー（50）夫妻が、連邦刑務所で服役を開始したことが分かった。それぞれ12年と7年の実刑判決を受けている。米メディアが報じた。

米サイト「TMZ」によると、トッドは17日（現地時間）、フロリダ州北西部のメキシコ湾に面する湾岸都市ペンサコーラの連邦刑務所に出頭して服役を開始した。一方、ジュリーは、ケンタッキー州レキシントンにある連邦刑務所に収監され服役している。
トッドの囚人服は緑のパンツ、緑のシャツ、白い靴下、黒のつま先のついたブーツで、毎日午前4時45分に起床することから始まる厳しいスケジュールが組まれているという。

不動産業で成功した富豪のクリスリー一家を追跡する米リアリティ番組「クリスリー・ノウズ・ベスト」（原題：Chrisley Knows Best）で知られる夫妻は、昨年6月にジョージア州アトランタの裁判所で銀行詐欺と脱税の罪で有罪判決を受け、同11月にトッドは禁固12年、ジュリーは同7年の量刑が言い渡された。銀行から3000 万ドル以上の融資を騙し取ろうとしたとされる。司法省によると、夫妻とその会計士は、IRS をだまそうとしたり、徴税を回避したりするなど、いくつかの税法違反でも有罪判決を受けた。クリスリー夫妻は無罪を主張し控訴したが判事は却下したという。

米紙ニューヨーク・ポスト（電子版）によると、夫妻が出演するリアリティ番組「クリスリー・ノウズ・ベスト」は2014年から放送され、不動産業で成功した夫妻の贅沢なライフスタイルに焦点を当てながら、一家の冒険を追った。トッドは7月29日、ポッドキャスト「クリスリーの告白」で「私は私の自己価値と私の純資産の違いを見分けることができなくなり迷子になった」といい、「（お金が）安らぎをもたらすと思ったものの奴隷になるんだ。だから、私はその中で迷子になったんです。私はあまりにも無知でした。無知という言葉を使ったのは、自己価値と純資産をどう区別したらいいのか、わかっていなかったということです」などと語っていたという。同番組は昨年8月に放送が開始された第9シーズンまで197エピソードが放送された。短縮された第 10 シーズンが今年中に放送される予定だという。