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2021年公開作品のとっておき情報

(2021年1月16日11:20)

映画評論家・荒木久文氏が、2021年に公開される話題作のとっておき情報を紹介した。
トークの内容はFM Fuji「GOOD DAY」(火曜午後3時、1月5日放送)の映画コーナー「アラキンのムービーキャッチャー」でパーソナリティ・鈴木ダイを相手に話したものです。

2021年公開作品のとっておき情報
(映画トークで盛り上がった荒木氏㊧と鈴木氏)

鈴木   荒木さーん!今年もよろしくお願いします。

荒木   今年もよろしくお願いします。
もうお正月も5日になりますが、お餅いっぱい食べましたか?お餅好きですか?

鈴木   大好き。

荒木   でも5日にもなるとお餅だけじゃなくてカレーも食べたいなと…。

鈴木   ラーメンとかスパゲッティとか食べたくなりますね。

荒木   そうですよね。
ところで、年明けの第1回目ということで今年公開予定の映画・洋画編をお話したいと思います。
去年色んな大作がコロナで延期なりましたので、はっきり言って2021年は大きな作品が渋滞して待っています。

鈴木   渋滞して待ってますか!?

荒木   渋滞してます。5キロ15分という感じですね。
公開日は、今のところの情報なのでコロナの関係で変更になる可能性は大いにあるので、その辺りは注意してください。先が読めませんので正確じゃないかもしれません。

1月8日公開の、ダイちゃん向きかなと思いますが、音楽もの『甦る三大テノール 永遠の歌声』です。
パバロッティ、ドミンゴ、 カレーラス、三大テノール誕生30年を記念したドキュメンタリーです。ワールドカップの前夜祭として1990年に開催されたローマ・カラカラ浴場のコンサートから始まった彼らの17年間の軌跡を辿っていきます。

2月には、『ディエゴ・マラドーナ 二つの顔』という作品が公開予定です。昨年11月に60歳で逝去した伝説的サッカー選手マラドーナのドキュメンタリー映画です。『AMY エイミー』の監督が500時間の貴重な秘蔵映像とともに栄光と挫折を繰り返す天才の光と影に迫ります。2月5日、日本公開予定です。

2月11日公開予定の『キングスマン ファースト・エージェント』。大人気の超過激スパイアクションですね。キングスマンがどのように誕生したかを第一次世界大戦時代を背景に描くという物語です。

3月は、ゲーム好きの方は「モンハン」って分かるかな?ダイちゃんもあんまりゲームはやらないよね?

鈴木   やらないですね。

荒木   『モンスターハンター』っていう日本の大ヒットゲームシリーズがハリウッドで実写化されます。
バイオハザードの監督、ポール・W・Sアンダーソンとミラ・ジョヴォビッチのコンビで、 もうすぐ試写会があるようです。3月26日に日本公開予定です。

4月2日には全米公開、日本も同時公開予定の『007 ノー・タイム・トゥ・ダイ』。

鈴木   きたきたきた!やっと…どうなんですかね?

荒木   公開延期に延期を重ねて待ちに待った007なですけど、今度こそ本当に観られるのか?とうところですよね。

鈴木   ほんとですよ。

荒木   ノー・タイム・トゥ・ダイ…死んでる暇なしっていう日本語になりますが、ノー・タイム・トゥ・シーかなって。

鈴木   ほんとだよー。皮肉だよ。

荒木   同じく4月は29日に公開予定ですが、『ブラック・ウィドウ』。
アベンジャーズシリーズのブラック・ウィドウの初の単独映画です。孤独な暗殺者はなぜアベンジャーズになったのか、謎に包まれた衝撃の過去が明かされる…もちろんスカヨハ様が主演です。
4月もう一本は、20118年に公開され社会現象化したホラー『クワイエット・プレイス』続編、『クワイエット・プレイス 破られた沈黙』です。音に反応し人間を襲う“何か”によって荒廃した世界に生きる一組の家族を描いた2018年。今回は生き残った一家の“その後”。 “音を立てたら即死”の世界で彼らを待つ最大の試練とは?

5月になると全米公開の『ゴジラVSコング』、ハリウッド版ゴジラとキングコングがとうとう激突します。小栗旬さんのハリウッドデビュー作です。これも楽しみですね。

そして人気シリーズのあの『ワイルド・スピード』もシリーズ完結まで残り3作とのことですが…今回は『ワイルド・スピード/ジェットブレイク』ファミリーが窮地に?

色々すごいでしょ?

鈴木   すごいよ、これ…。

荒木   6月はあの名作ゴーストバスターズが帰ってきます。

鈴木   続編ね!

荒木   そう、正真正銘の続編です。『ゴーストバスターズ/アフターライフ』というタイトルです。初代のゴーストバスターズの孫が活躍するんですよね。

7月の目玉はトム・クルーズの『トップガン マーヴェリック』。35年ぶりですね。
主人公マーヴェリック役を演じるのはもちろんトム・クルーズ。これでファンになった方いっぱいいるでしょう。30年以上にわたり輝かしい功績を残しながら、未だ昇進することなく、養成学校の教官となっているマーヴェリックの“現在”が描かれる。
これも見たいですよね。すごいでしょ、大物がいっぱいきてるでしょ。

鈴木   毎月が夏休みか正月かって感じですよ。

荒木   そうですよね。

9月はこれは観なくちゃです。『ザ・ビートルズ:ゲット・バック(原題)』
『ロード・オブ・ザ・リング』の‎ピーター・ジャクソンが描くドキュメンタリーですね。

鈴木   いやー観なきゃいけない。

荒木   “レット・イット・ビー”セッションの未発表映像や象徴的な屋上コンサートの全貌を収録しているそうなので、どんなものになるのか楽しみですよね。音楽ファンは是非。
秋にかけてはマーベルものですね。
アンジェリーナ・ジョリーが久々に登場するんですが、『エターナルズ』というアベンジャーズに変わる新たなシリーズのようですね。

それから、マーベル史上最も残虐と言われる“ヴェノム”の新しい作品が出てきます。『ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ(原題)』や“ヴェノム”に続く新ダークヒーロー誕生!?『モービウス』も公開予定です。

そして『ザ・スーサイド・スクワッド(原題)』も公開予定です。
12月にはダイちゃんの大好きな『スパイダーマン3』、トム・ホランド版。
鈴木   今年の年末ってことですよね?

荒木   そうですそうです。

他にも、年末には『ミッション:インポッシブル7(仮題)』もきますね。

鈴木   今年トム・クルーズもすごいね。

荒木   そうなんですよ。トム・クルーズ二つ。去年にやるやつがたまっちゃってますから。

鈴木   考えたら、今お話された作品の半分くらいは2019年とか2018年とかに撮影もあるんでしょうね。

荒木   そうですね。たまっちゃていて、これをどういうふうにスクリーンを確保していくかっていうのも大変な作業ですね。

ということで、ちょっと駆け足になりましたけど、今年公開の洋画でした。楽しみですね。

鈴木   洋画だけずらーっと話題作を並べてみると、意外にシリアスなドラマというよりはドカンドカーン!という作品が多いですね。

荒木   そうなんですよ。ドカンドカーンというものばかりですね。

鈴木   このコロナ禍を吹き飛ばしてくれるような大作、娯楽映画を観たいなぁ。

荒木   本当ですよね。コメディとか観て大きな口開けて笑ったり、映画館で観たいですもんね。
来週は日本映画を紹介します。

鈴木   荒木さん、今年2021年もどうぞよろしくお願いします。

荒木   こちらこそよろしくお願いします。

■荒木久文(あらき・ひさふみ)1952年長野県出身。早稲田大学卒業後、ラジオ関東(現 RFラジオ日本)入社。在職中は編成・制作局を中心に営業局・コンテンツ部などで勤務。元ラジオ日本編成制作局次長。プロデューサー・ディレクターとして、アイドル、J-POP、演歌などの音楽番組を制作。2012年、同社退職後、ラジオ各局で、映画をテーマとした番組に出演。評論家・映画コメンテイターとして新聞・WEBなどの映画紹介・映画評などを担当。報知映画賞選考委員、日本映画ペンクラブ所属。

■鈴木ダイ(すずき・だい)1966年9月1日生まれ。千葉県出身。日本大学芸術学部演劇学科卒。1991年、ボストン大学留学。1993年 パイオニアLDC株式会社(現:ジェネオン・ユニバーサル)入社 し洋楽宣伝プロモーターとして勤務 。1997年 パーソナリティの登竜門であるJ-WAVE主催のオーディション合格 。
現在は、ラジオパーソナリティとして活躍するほか、ラジオ・テレビスポット、CMのナレーション、トークショー司会やMCなど、幅広く活躍。 古今東西ジャンルにこだわらないポピュラー・ミュージックへの傾倒ぶり&造詣の深さ、硬軟交ぜた独特なトーク、そしてその魅力的な声には定評がある。FM Fuji『GOOD DAY』(火曜午前10時)のパーソナリティなどに出演中。

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